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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
裏側-ひかりあればやみあり-
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男は叫ぶ。
「ええ、笑います。そりゃ笑いますよ。なんですかあれ?素手でトイレ掃除?股間を強打され続ける?。そんなもので無心になれるなら苦労なんかしませんって。」
「この野郎がああああ!!!!」
男達はみな手錠を付けられている。
だが、うち1人が関節を外して自由となっていた。
「リーダーが直々に出てきやがって!!山本隊長の為に死ねぇぇぇーーーっ!!!!」
隠し持っていた銃を取り出し、賢狼に向ける。
迷うことなくトリガーを引く男。
賢狼を守る者はいない。
柏原自身に戦闘能力はあまりないし、サーヴァントのシャルルマーニュも、今は連れていないのだ。
しかし、連れていない理由はある。
「なっ…!?」
護衛がいるからだ。
「そうやって煽るのやめなよ柏原さん。敵ならまだいいけどその悪い癖、ほんとに人間関係に支障出るよ。」
「ははは、以後気をつけますよ。」
前に出て、凶弾から賢狼を守ったのはあの少年、堂本だった。
どこからともなく現れ、身体から滲み出た何か≠使って弾丸を弾いたのだ。
「な、何だこのガキ…!? 一体どこから!?」
「影から出てこなかったか!?」
突然現れ、弾丸を弾き飛ばした少年に一同は驚きを隠せずにいた。
そして彼らはまだ知らない。
生きて帰れないことを。
この少年によって闇に葬られることを。
「じゃあごめんねおじさん達。相当苦労してきたみたいだけど、ここで死んでもらうから。」
「ああ?何を言っ」
次の瞬間である。
1番前にいた男の首から上がなくなった
「…!!」
絶命し、ドサリと倒れ首からはどくどくと流れ血溜まりが作られる。
頭をなくした、いや、削った≠フはこの少年だ。
手の平の上に浮かんでいる謎の真っ黒なキューブ。
それは細胞分裂のように2つ、4つ、8つと数を増やしていき、
「『削り取れ』」
少年の声で活動を開始する。
高速で動き出すキューブ達。
それらはすさまじい速さで男達に襲い掛かり、まるで重機関銃で撃たれたかのように身体を文字通り削り取っていく
「ぎゃああああああ!!!!」
「なんだこいつ!?」
「退却!!退却だ!!」
慌てふためく男達。
ある者は急所を貫かれ即死。
またあるものは至る所を削られたものの、激痛の中死ねずにいる者。
そして生き残った数名は入ってきたはずの扉を探すのだが
「無い…無いぞ!?」
「じゃあ俺達はどこから入ってきたんだ!?」
ない。
ドアがあった場所にあるのはただ、不自然な程に真っ黒な壁。
「諦めなよ。おじさん達はもうここに来た時点で死んだも同然なんだからさ。」
「…!!」
キューブを手に持った少年が1歩、また1歩と近付
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