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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
裏側-ひかりあればやみあり-
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いた表情で見守っていた。
飛ぶことは出来ない。
しかし、跳ばすことは可能なのだ。
逃げるドラゴン。
しかし武蔵はそこに追いつき、
「っと!」
尻尾に取り付きそのままドラゴンの背を走り出す。
それからすれ違いざまに片翼を切り落とし、ドラゴンから飛行能力を奪い去ったのだ。
前述した通りドラゴンは硬い鱗に覆われており、生半可な刃では傷一つ付けられない。
対抗できるのはサーヴァントのみだが、一刀でドラゴンの翼を両断できるのはさらに極僅かのサーヴァントのみだ。
「Gyaaaaaaaaaa!!!!!!」
高くからドラゴンが落下し、地面へ叩きつけられる。
怒り狂い暴れ出すも、飛ぶことが出来なければこっちのものだ。
「私の後に続け!!」
ガウェインが味方を鼓舞し、切り込み隊長を務める。
ドラゴンに一撃を浴びせ、ブラックドックが次々に牙を突き立て、続けてフェルグスも追撃をする。
人間だって負けちゃいない。
固い鱗を吹き飛ばすべく特注の爆弾を用いて対処する。
「…っ。」
そうして、数秒遅れて華麗に着地した武蔵。
刀を納め、腰に手を当て誇らしげにしており、大和に向かってドヤ顔をしてみせた。
?
「まさかサーヴァントを飛ばすなんてな!!そんな発想できて実行に移せんのはお前しかいねぇよ!!」
「そうか。」
場所は移りレジスタンス本拠地。
討伐隊は無事帰還し、こうして外で大和と武蔵はレジスタンスの構成員達と共に祝杯をのみかわしていた。
「はははははは!!!いいぞ!のめのめ!今宵は宴だ!!」
「ていうか大和さんが来てからマジで快進撃止まんねーから毎日が宴だよな。」
「…そうか。」
酒を浴びるように飲むフェルグス。それを呆れるように見ている彼のマスター。
フェルグスのマスターが言った通り、大和と武蔵が来てから調査や開拓は驚く程に上手くいっていた。
こうしてレジスタンスに入り、当初は感情の起伏が全くない大和に対して不信感を抱く者達もいたが、彼は言葉でなく行動で示した。
数々の成果を見せ、次第に打ち解けていき、レジスタンス側も大和自身、褒められればとても喜んでいることは理解できるようになってきたのだ。
「はーい!ご飯だよー!!」
「お!きたきた!!」
それから暫くしてサーヴァントのガウェインとブーディカが大皿を持ってやってくる。
討伐したワイバーン、そしてドラゴン。
それらを捌き大切なタンパク源として調理したのだ。
多少クセはあるがそこは料理人の腕前でカバー。
ガウェインとブーディカの2人にかかれば、子供でも美味しく食べられる優しい味わいの肉料理となるのだ。
「…。」
テーブルに置かれるなり、こぞってがっつく男達。
それ
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