学園生活
第十一話 師匠とか天災とか
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もしも輝龍と雷の装備を知っていて、二人のことをよく知っているような人であればこの状況を狙って再現できるのではないか。
道連れにするしかないような状況になる装備を使い、あたかも輝龍達が考えた作戦かのように誘導する。一見不可能のようなことだがそれをあの天災
・・
は可能にする。通常ではあり得ない武器を作るぐらいはあの人には余裕だろう。それこそ、そんなの夕食前だね!とか言いながら。
しかし、これを実現するには輝龍達の事をよく知っている人物が必要になってくる。
と言うことは、だ。
もしこの一連の出来事が仕組まれていたとしたら無人機で襲撃したのはあの天災と輝龍達の知り合いということになってしまう。
ただの考えすぎで仕組まれてなんかいなかったのならいいんだが・・・。
「おっと」
「うわっ!」
そんなことを考えていたら角で人と当たってしまった。
「すみません。大丈夫ですか?」
「ああ、こちらこそすまないね」
そう言って俺が通ってきた道を行ってしまった。
今のは一体誰だろう?
とても赤色が印象に強い人だったが。
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病室
「ここだな」
ここは輝龍が寝ている部屋のドアの前である。赤色はちょうど病室の目の前に居る。
「さて、弟子の様子はどんなんかな?」
そんなことを呟きながら隠れる気もないように堂々とドアを開けて中に入る。病室の中はベットに輝龍が寝ていてそれに寄り添うようにメイがイスに座って寝ていた。
(どうやらメイは疲れて寝ちゃったようだね。ま、私からすれば気絶させる手間が省けたって感じかな)
赤色はベットの近くまで行くとメイを抱え上げて他の空いているベットに寝かせる。そして寝かせた後、おもむろに軽い準備運動し始めた。
「さて、やるかな♪」
そう呟くと赤色は軽くジャンプし、次の瞬間―――
「起っきろーーーーー!!!」
「!!!!」
思いっきり全体重をかけて鳩尾に肘鉄を喰らわせた。
怪我をして入院している相手に思いきっり。
喰らった輝龍は痛みで目を覚ましたが悶え苦しんでいる。
鳩尾に喰らったのでうまく呼吸が出来ないようだ。
「うがぁ・・・一体誰がこんなことを・・・」
「おいおい、そんなのあたししか居ないだろ〜」
「え?」
輝龍は声をしたほうへ振り向き、赤色を見つける。
「し、師匠・・・?」
「そ
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