221 ボリシェヴィキの使徒、トロツキー
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出班の皆様、大丈夫ですか?』
「お、お母さん・・・!?」
かよ子は母からの連絡に少し驚いた。
『かよ子、イマヌエルから聞いたけど、だいぶ疲れてるみたいね』
「うん、皆の迷惑になってるんじゃないかって心配だよ・・・」
『焦る気持ちも分かるけど、あまり無理しちゃだめよ』
「はい・・・」
かよ子は母のいう事には従うしかないと思った。
「なかなか思いやりのある母上ではないか」
大政がかよ子の母をそう評価した。
「う、うん・・・」
『そうだ、イマヌエルが休憩の為に皆に水を支給するって言ったわ。待ってて』
するとかよ子達の元に瓶入りのミネラルウォーターが一人1瓶ずつ現れた。
「あ、ありがとう。お母さん・・・」
『ゆっくり休んで、動けるようになったらまた動くのよ』
通信は終了した。
「この水、凄い美味いブー」
「ああ、天然水がこんなに美味とは改めて思い知らされる」
藤木救出班は天然水による喉の潤いで疲労感を少し回復させるのだった。
すみ子達組織「義元」と福岡の四人組の小学生達はトロツキーに攻撃を行う。
「喰らえ!」
山口は矢を放射し、川村はバズーカを発砲し、ヤス太郎はパチンコ玉を飛ばす。すみ子は銃で周りを守る。玲衣子はペンから光で黒い三日月を出し。鶴井は扇子のような物で風を起こし、星川は先程も使用した乾電池のようなものから電撃を、そして山元は水鉄砲のような物を出して水を噴射すると共にその水は渦を起こすと共に広大化させた。総攻撃でトロツキーを襲う。
「うおおお!!」
トロツキーは全てを避けきれなかった。鶴井の風の刃や川村のバズーカによる攻撃はまともに受けてしまったのだった。
「終わりか?」
「これで・・・、やられてたまるか!!」
トロツキーは完全にやられなかった。
「しぶてえ奴だな!」
「私のボリシェヴィキの力をもう一度見せてやる!子供でも容赦はせぬぞ!」
トロツキーは腕を強引に動かそうとする。しかし、エレーヌの能力の影響で動かす事ができない。
「この・・・!私は一人ではないのだ!」
「悪あがきを!これでも喰らえ!」
ジャンヌは神を利用した。しかし、トロツキーはその神から己を防ぐ。
「復讐の時だ・・・。現れよ・・・。そして本当の理想を手にするのだ・・・」
トロツキーが唱えると、その場に昨日すみ子達に追い詰められた挙げ句、撤退したアルバートにアリス、ヘレナの三人だった。
「て、てめえら、また来やがったか!」
「アルバートか。この山を取り返す時が来たぞ!」
「ほう。それは有り難い!」
山口達は劣勢と感じていた。アルバートが剣を取り出す。風が巻き起こされる。
「あの風は非常に厄介です!私の静止の舞いも聞きませんでした!」
エレーヌが警告する。
「なら私のペンで!」
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