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おっちょこちょいのかよちゃん
221 ボリシェヴィキの使徒、トロツキー
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 すみ子達はトロツキーという男と相対する。
「さあ、サッサと消えるがよい!」
 トロツキーは指を鳴らした。
「させないわ・・・!!」
 すみ子は銃で迎撃した。
「ちっ、一撃必然の技が!」
 トロツキーは悔しがった。だが、それでもトロツキーはまた攻撃する。
「いともたやすく殺害できると思わない事です!」
 エレーヌが両腕をトロツキーに向けた。トロツキーは硬直し、その場で動けなくなった。
「この女・・・」
「ボリシェビキの人間でしたわね。ですが、暴力主義など古臭い考え方なのです!」
「だから何だ!?」
「我々が貴方の腐った考え方を変えさせて頂く・・・。皆の者、かかるのです!」
「はい!」
 福岡の小学生達も戦闘態勢に入る。星川は乾電池のような物を出してトロツキーに向けた。その電池から放電がされてトロツキーを電撃で襲う。
「ぐあああ!」
 羽井も持っているペンで大きい穴を描き、トロツキーを吸い込ませようとした。
「そ、そんな手を・・・」
 トロツキーは急に喋り出す。
「私は、貴様らの味方になり、貴様らも私に従う。私と共にボリシェビキで新たな世界を築こうではないか?」
「はあ、何言ってんだ、テメエ!?」
 山口は矢をトロツキーに向ける。しかし、その時、山元や玲衣子がその場に立った。
「ハイ、私達ハ貴方ト共に、コノ世界ヲ変エル事ニ協力サセテ頂キマス!」
「おい、羽井、山元、どげんしたんだよ!?」
 そしてすみ子もトロツキーに従うようになる。
「私モトロツキー様ニ忠誠ヲ誓イマス!」
「すみ子、何言ってんだ!?目を覚ませ!」
 山口がすみ子に叫ぶ。
「山口、どうやら皆はトロツキーの催眠にかかったようだ」
 ジャンヌが解説した。
「え、じゃあ、なんで俺や川村やヤス太郎は平気なんだ!?」
「それは貴方達は武装の能力(ちから)を持っているからだよ。君らの武装の能力(ちから)で皆の洗脳を解くんだ」
「おう!川村、ヤス太郎、やるぞ!」
「おう!」
「OKやんす!」
「俺達もやるぜ!」
 鶴井と星川も武装の能力(ちから)を所持している為かトロツキーの催眠の影響を受けていなかった。皆が武装の能力(ちから)を発動させる。
「あれ・・・?私は一体・・・?」
 すみ子は我に帰った。他の洗脳された小学生二名も我に返る。
「よし、今です!トロツキーに反撃を!」
 エレーヌが一声掛ける。
「よっしゃ!」
 川村がバズーカでトロツキーに砲撃する。ヤス太郎や山口、すみ子、そして福岡の四人組の小学生達もトロツキーを集中攻撃していく。

 かよ子は休息していた。スターリンとの戦いで大いに体力的にも精神的にも気力が大いに削がれてしまったからである。その時、通信が鳴った。
『こちら杖の元所有者の山田まき子です。藤木君の救
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