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ハッピークローバー
第二十八話 心地よくない朝その九

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「それじゃあね」
「昔はね」
「暴力も隠蔽されて」
「昔は体罰も普通だったしね」
「それで性犯罪もね」
 これもというのだ。
「表に出ていないだけで」
「実は一杯あったかも」
「ブルマの頃は」
「あの頃ネットもなかったし」
「かな恵がブルマだったら」
 富美子は五人の中で一番スタイルのいい彼女のことを話に出した。
「どうなるか」
「うわ、それはね」
 一華は話を聞いてすぐにそれはという顔で応えた。
「普通に体操服の時も胸目立って」
「注目されてるでしょ」
「あの巨乳だからね」
「それで下がブルマだったら」
「あの娘お尻のラインも奇麗だし」
「色白だから脚も目立つでしょ」
「もう性欲全開ね」
 まさにというのだ。
「見る方は」
「だからもう我慢出来ない奴がね」
「ムラムラときて」
「有り得るでしょ」
「あるわね」
 一華も否定しなかった、ベッドに腰掛けて腕を組んで言った。
「それは」
「そうでしょ、だからね」
「今ブルマでなくてよかったわね」
「ええ、本当にかな恵のブルマ姿なんて」
「想像しただけでね」
「くるわね」
「いや、ブルマなんて穿かないから」
 ここでかな恵が出て来た、留奈も一緒だ。二人共髪の毛を拭いた後でまだ濡れた感じがしていて妙に艶めかしい。
「私も」
「あっ、出たの」
「ええ、すっきりしたわ」
 一華に微笑んで答えた。
「お酒抜けたわ」
「それはよかったわね」
「次富美子ちゃんと理虹ちゃんよね」
「ええ、借りるわ」
 理虹が応えた。
「今からね」
「それじゃあね」
「ええ、しかしね」
 富美子は部屋の時計で時間を確認して言った。
「まだ五時ね」
「あれっ、それだけ?」
 一華は富美子に言われて驚いた。
「もう六時かと思ったら」
「あんたもかな恵達もすぐ出たわよ」
「そうなの」
「ええ、すっきりしてるけれど」
「ううん、熱いお風呂に入ってね」
 一華は富美子に考える顔になって述べた。
「一気に汗かいて」
「そうしてなの」
「冷たいシャワー浴びて」
 それでというのだ。
「すっきりしたからね」
「私達は湯舟に入ったけれどね」
 留奈はこう話した。
「少しでシャワーが主だったから」
「頭からシャワー浴びて頭と身体洗ったら」
 かな恵も言ってきた。
「すっきりしたから」
「それでなの」
「思ったより早いんじゃないの?」
 こう一華に話した。
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