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夢幻水滸伝
第二百四十七話 獣の大軍その四

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「その水を吸って蓄えてくれるので」
「だからですね」
「植林は忘れないで」 
 伐採した後はというのだ。
「そうしてです」
「ことを進めていきますか」
「そうします」
「災害のことも考えますか」
「何分起きた世界では今は災害の多い国にいますので」
 蒲はこのことは苦笑いで答えた。
「そうした考えにも至ります」
「日本ですね」
「こちらの世界でも災害は多いそうですね」
「土地は豊かで海や山の幸にも恵まれ景色や気候もいいそうですが」
「しかしです」
 それでもというのだ。
「いいことばかりとはです」
「世の中そうはいきませんね」
「残念ですが災害の多い国で」
「この世界でもそうだと聞いていますが」
「地震に台風、火事、雷に噴火に洪水とです」
「災害が多いのですね」
「我が国よりもです」
 中国以上にというのだ。
「災害が多いです」
「そこが困ったところですね」
「非常に」
 こう言うのだった。
「そこが残念なところでありまして」
「災害のことはですか」
「僕も頭に入れています、ですから」
 それでというのだ。
「植林もです」
「されますか」
「防げないにしても二次災害が起こることはです」 
 これはというのだ。
「防ぎたいので」
「だからですね」
「そうしたこともします」
「そうですか」
「そして」
 蒲はさらに話した。
「植えた木が成長すれば」
「その時にですね」
「切ります、そして」
「また植えますね」
「そうします」
 その様にするとだ、蒲は社員に言うのだった。
「それの繰り返しです、植林もお金がかかりますが」
「災害での損害と復旧のことを考えますと」
「その方がええです」
「そうですね」
「獣やモンスター達もです」
 彼等を使役する職業の者としても話した。
「種類によりますが木があれば」
「そこで、ですね」
「生きていけます、獣やモンスターは人の脅威になりますが」 
 このことは事実だがというのだ。
「しかし生態系の中にあり」
「極端に減ったりいなくなるとですね」
「そうなるとです」
「どうしてもですね」
「生態系が乱れ」
 そうなってというのだ。
「自然環境が壊れるもとになります」
「そこが問題ですね」
「環境破壊が起こると」
「私達の生活にも影響します」
「悪影響が及びそれが深刻なものになれば」 
 それこそというのだ。
「人も暮らせなくなります」
「そうなるからですね」
「そうですさかい」
 だからだというのだ。
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