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夢幻水滸伝
第二百四十七話 獣の大軍その一
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             第二百四十七話  獣の大軍
 蒲はこの世界に来て声から自分のこの世界でのすべきことを言われた、それで最初にどうするかと考えたが。
 丁度彼は江西省のある山の中にいた、それでだった。
 獣使いという職業からまずは獣やモンスターを仲間にしようと考えた、そう考えていると即座にだった。
 獣やモンスターが次々に出て来た、その彼等を倒していると。
 すぐに十匹程の獣やモンスターが仲間になってだ、彼は言った。
「まさかこれ程までとは」
「獣やモンスターが仲間になる」
「そのことがですか」
「信じられませんか」
「かなり驚いてます」
 その獣やモンスター達に話した。
「ほんまに」
「そうですか、しかしです」
「獣使いは他の職業より倒した獣やモンスターを仲間にしやすいです」
「それが星の方なら尚更です」
「ステータスも高くそうした特技も強いので」
「そやからですか、ではです」 
 蒲は彼等の話を聞いて言った。
「まずは貴方達で一角の軍勢を築き」
「はい、そしてですね」
「そこから旗揚げですね」
「そうしますね」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「人助けもしましょう」
「人助けですか」
「我々を用いて」
「そうされますか」
「はい、この世界を救うのですから」
 それが星の者の務めだからだとだ、蒲は彼等に答えた。
「ですから」
「我々は獣やモンスターですが」
「人を襲い脅かしますが」
「それでもですか」
「その為に用いられますか」
「凶悪犯でなければ」
 許されない罪を犯した訳でなければというのだ、蒲も重罪人やそうした輩にかける情は持っていないのだ。
「そして心を入れ替えたなら」
「それならですか」
「人助けに用いてですか」
「世界を救う力にして下さいますか」
「はい」
 その通りだというのだ。
「そうさせてもらいます」
「わかりました、ではです」
「我等を用いて下さい」
「我等はもう蒲様の兵です」
「貴方に忠誠を誓いましたので」
「それでは」
 蒲は彼等に微笑んで応えた、そしてだった。
 戦闘を重ね彼等の数を増やしてだった。
 そのうえで彼等を使って獣やモンスター退治それに起業したうえでの土木工事を行っていった。金は必要なので奉仕ではなく起業したのだ。
 その金について社員として採用された森人の若い女が言ってきた。
「何故会社にされましたか?」
「お金が必要な理由はですね」
「はい、どうしてでしょうか」
「彼等への食費や居住費にです」
 蒲は社員に獣やモンスター達を見つつ話した、既に何百匹といて交代で休暇も摂りつつ元気に働いている。
「装備の費用もあるので」
「だからですか」
「そして僕自身もです」
「あっ、生活ですね
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