第五百二話 バーベキューだけじゃないその十五
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「それと比べたらな」
「そうかな」
「ああ、かなりな」
「少なくとも普通じゃないな」
赤紫のビキニでスタイルのよさも見せているあさひが言った。
「太宰さんは」
「君もそう言うかい?」
「言うよ、人生経験多過ぎだろ」
「ううむ、自覚はないけれどね」
「多いよ、あたしなんか変な親父がいた位だぞ」
あさひは自分のことを話した。
「まだな」
「私だったら潰れている」
白ビキニの箒は真顔で言った。
「太宰さんみたいな人生だとな」
「そうだよね」
ベルは箒の言葉に頷いた。
「あんまりにも凄いよ」
「ベルもそう思うな」
「うん、どうもね」
「船だったら沈んでるよ」
ワイルドな赤のスリングショットのホーネットもこう言った。
「とっくにな、この面子結構そうしたひともいるけれどな」
「実際多いね」
ネモはホーネットの言葉に頷いた。
「本当に」
「そうだよな」
「うん、あとね」
「あと?どうしたんだよ」
「いや、君達船だよね」
「それがどうかしたんだよ」
「いや、普通に陸地でも戦っているから」
ネモが言うのはこのことだった。
「凄いね」
「そうか?」
「別にな」
それはとだ、ホーネットはあっさりとした口調で返した。
「凄くないだろ」
「そうかな」
「こうして普段は生活しているし」
陸地でというのだ。
「そこで戦ってもな」
「普通なんだ」
「あたし達にとってはな」
「ただ。やはり海での戦いが一番得意ですね」
こう言ったのはフッドだった、姿勢がいいので上品な白ビキニにパレオ姿が実によく映えていて微笑も似合っている。
「私達は」
「本当に助かっています」
クローディアも言って来た、今はオレンジのマイクロに近いビキニである。
「海での戦いの時は」
「そうであれば何よりです」
「皆さんがおられて」
艦船である少女達もというのだ。
「有り難いです」
「そのお言葉にこれからも応えたいです」
「宜しくお願いします」
「あれっ、クローディアさんってウサ」
「そうだピョン」
モモとキョンが言った、二人共黒いワンピースの水着である。
「腹黒くないピョン」
「むしろ心が奇麗だウサ」
「優しくて面倒見がいいピョン」
「とてもいい人ウサ」
「そうだな」
九内もビールを飲みつつ頷いた。
「クローディア嬢はそうした人だ」
「それは誤解ですよ」
クローディア自身はこう言う。
「私は物凄く腹黒いんですよ」
「いや、違うだろ」
「そうだよな」
「嬢ちゃんいい娘だぜ」
「・・・・・・・・・」
カイジンにガルム、ドルド、ミルドの三人が続いた。
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