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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第十九話 黒のグレート断罪王 対 白のグレート断罪王!正社員が非正規雇用の労働者をバカにしてんじゃねぇよ!正規雇用だろうと非正規雇用だろうと俺たちは同じ色の血が流れる人間だろ!俺たち人間がするべきことは自分より生活能力のない人間を見下し傷つけることではなく、互いに手を取り合い相互理解を深め共に社会を発展させることだ!非正規労働者をいじめる正社員は全員痴漢の濡れ衣を着せられろ!
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て食って、断罪王をグレート断罪王に進化させた…お前はいったいどうやって白の断罪王をグレート断罪王に覚醒させたのかって聞いてるんだよ…イヒヒヒヒ…」
 「その様子だと…どうせグレート断罪王の力で私の過去に干渉して見たんでしょ…全てを…」
 「俺はお前の口から聞きたいんだ…」
 「私はあなたとは違う!私は私自身の命を守るために両親を殺した!両親の虐待から私が生きのびるためにはしかたなかったのよ!」
 「一度も人間を嫌いになれなかったお前が実は過去に人間を殺していた…むぅ〜じゅんっ!矛盾!矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾矛盾〜ッ!」
 「生まれてから一度も人間を嫌いになれなかったといった覚えはないわ!私には両親を殺した過去があったからこそ、至高天のみんなの痛みが、苦しみがわかったの!至高天のみんなも私の痛みに共感してくれたからこそ、一緒にアンノウンや石川マサヒロ君と戦ってくれた…だから私は矛盾なんかしてない!」
 「それはどうかな?もし、それが本当ならなぜそんなにムキになる?俺には見えるぞ…俺のこの黒きグレート断罪王の超終末黙示録を通してお前の心の闇が見えるぞ…」
                *
 テストで満点をとれなかった私は父の命令により、その日の夕食は与えられず、衣服をすべて脱いだ状態で朝まで真冬のベランダに放置された。
 そして朝、目が覚めると母は泣きながらわたしに何度も謝り衣服を着せてくれた。
 そしてテーブルに置かれていたのはコップ一杯の水とテーブルの上に直に置かれたコッペパン一つだけ。
 泣きながら謝る母親に私はどうして父の虐待から助けてくれないのかとは聞けなかったし、母の顔に増え続ける痣を見れば周りの人間に父の虐待について相談できるはずもなく。そしてとうとう母親の両手は私の首を絞めていた。
 「ごめんねハルカちゃん…ハルカちゃんが死んだらママも死ぬから…二人で一緒に意地悪なパパのいない天国で幸せに暮らしましょう…」
 嫌だ…私は死にたくない…天国なんてあるかどうかもわからないような場所なんて私は信じない…だから私は生きる…生きたい!そして気づけばわたしの首を絞める母の背後にあの人が立っていた。
 始めて見るのに初めてじゃない、知っているけど知らないあの人。 

 あの人は自分のことをメシアと呼んだ。
 
 メシアはどうやら人類を滅ぼすために生まれた魔法使いらしい。だから私はメシアに願った、生きていたいと。
 そして気がつけば母は首に包丁が突き刺された状態で死んでいた。
 いったい何が起きたのかとメシアに聞いたら、どうやらわたしが無意識のうちに母に首を絞められる前の時間、つまり過去にタイムスリップして母の首を包丁で突き刺したらしい。
 これで私の命はとりあえず救われた。次は父だ。 
 母の死体を見た
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