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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第十五話 断罪王 対 銀装天使アルマロス!タミエル!サルタエル!金目当ての結婚なんてしてんじゃねぇよ!金が欲しけりゃ自分で稼げ!金目当てで成立した婚姻関係に愛なんてあるわけねぇんだよ!本当に相手を愛しているなら相手の貯金残高とか収入なんて気にせず結婚出来るよなぁ!金目当てに婚活してるやつは全員、立ち食いそば屋でペペロンチーノ食いながら落雷に打たれろ!
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下敷きになってしまったはず!」
「どうやら奇跡的に無事だったので私がここに連れてきました。血のつながった自らの母を殺し、喰らう。これが果たして人間のすることでしょうか…?さぁ、どうしますか、母親を喰らうことで人間を捨て完全究極神となるか。このまま不完全な神として銀装天使に断罪されるか」
「俺は…」
「マサヒロ…生きていたんだね…よかった…本当によかった…」
俺の身の安全を確認した母さんは泣いていた。
お腹を痛めて産んだ子供が、ずっと死んだと思っていた子供が生きていて、喜んでいる…まるで…自分の命より我が子のほうが大事だと言わんばかりに。
でも俺の脳裏を駆け巡るのは俺が他者から受けたいじめの数々だった。
そしていじめがきっかけで学校と職場に行くのをやめれば、母さんや父さんは俺を出来損ないの臆病者と侮辱した。
そうだ…俺自身が産んでくれと望んだわけでもないのに、どうして大多数の固定観念が作り上げた幻想の世界・現代社会に適応できないだけで俺ばっかりがこんなに苦しい思いをしなければいけないのだろう?
どうしてもっと綺麗な顔に産んでくれなかったのか?
どうして不細工な人間が子供を作ってしまうのか?
どうして?どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてぇぇぇぇぇぇぇなんだよぉぉぉぉぉッ!
気がついたら手錠につながれた俺の両手が大好きだった母さんの首を絞めていた。母さんは自分の息子に殺されようとしているのになぜか笑顔だった。
「母さん…ごめんなさい…こんなダメな息子で…でも俺…今度はちゃんとした神様になるから…母さんを食べて立派な神様になるから…」
そのあとのことはもう何を覚えていない。
いや、思い出したくもない。気付いたら俺の体は至高天の基地の天井をぶち破っていた。
俺は自分が殺した母さんを食べてメシアの言っていた完全究極神グレート断罪王に変神していた。
そして目の前には俺を再び捕らえにきたミサキが操縦するアルマロスが立ちはだかっていた。
「一体どういうことだ!あの、エネルギーが残り少ない状態からいったいどうやって断罪王に変神したというんだ!」
「黙れ…俺は身長170センチ以下で無職で童貞でニートの完全究極神だ…」
次の瞬間、ミサキは腹部に強烈な痛みを覚える。
「こ…これは一体どういうことだ?」
「おめでとう」
「貴様…何をした…?」
「俺とミサキの愛の結晶をミサキの子宮の中に創造しただけだよ。残念ながら俺とミサキが結ばれる世界はどのパラレルワールドにもなかった。だから俺は超能力、つまりある方法で自分の精子をミサキの卵子に無理矢理送りつけて受精させた」
お願い…お願い…誰か殺して…あんたみたいなキモイニート無職のガキなんて出産する
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