暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜
SAO編ーアインクラッド編ー
11.裏切りの赤
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の人数は無理か........いや、三十層はクソギルドの連中を壊滅させて倒したんだったか」

ライアの言葉に俺の中の何かがこみ上げる。

「今.......なんつった」

「クソギルドの連中を壊滅させて倒したんだろ。あれは傑作だったぜ。まさか、あのギルドあのワープエリアに警戒もなく入ってくなんてな。バカすぎるぜ」

ライアが笑う。

「お前今.......ワープエリアって言ったか」

「それがどうした?」

「......三十層の攻略の情報で公開されたのは、ギルド一つを壊滅させた憑依モンスター。それを倒した《槍剣使い》、としか出なかった。なのにお前は何故、ワープエリアのことを知っている」

「.......ククク、ハハハッハハ」

ライアが笑い出す。

「俺としたことがこんな単純なミスをするとは.......そうだよ!お前の入ってたギルドにあのエリアの情報を与えたのは俺だ!まさか、あのバカが信じるとはな。ハハハッハハ!!!」

「........そうか」

こいつがダイキに嘘の情報を流し、ミサキやダイキをみんなを殺した男..............

二つ手刀が疼き........もう止められないほどに膨れ上がった殺意が体の中から湧き出てくる。

「殺すっ!!」

体が勝手に動く。殺意という感情が体を支配して。二つの手刀が黄色から真っ赤で禍々しい赤色に姿を変えていく。

二手刀流上位剣技《覇撃連殺》
敵を殲滅するまでその刃を止めどなく振るう覇王の力。《手刀術》二十連撃が行える奥義。

「死ねぇぇぇ!!!!」

一撃!!ライアの斧が吹き飛ばされる。
二撃!!ライアの体をとらえ、吹き飛ぶ。
三撃!!吹き飛ぶ、ライアを追撃し切り裂くがライアと一緒にいたラフィンコフィンのメンバーが四人邪魔をする。

「邪魔だ!!!!」

そこから二つの禍々しい刃が四人の殺人者《ラフィン・コフィン》のメンバーを切り裂く。四人のプレーヤーが光の欠片となり消滅。

(残りの五撃でやつを殺す!!!)

十六撃!!四人を殺してる間に拾い上げた斧で相殺。
十七撃!!再び、相殺!!
十八撃!!斧を再び弾く!!
十九撃!!ライアを切り裂く!!
二十撃!!ライアの体を貫く!!!

「はぁ、はぁ、はぁ」

俺はその場に倒れる。

残るHPは、ごくわずか。レッドゾーンに突入している。

「どうやら、俺を殺せなかったみたいだな」

斧を拾い上げ、こちらに接近してくる。

「死ぬのは........お前だ!!!!」

振り下ろされる斧。

(ここで死ぬのか.......)

死を覚悟した時、金属がぶつかり合う音とともに人影が俺とライアの間に現れる。
俺の目の前に現れたの
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