とある自由惑星同盟転生者の話 その3
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を行った結果、各艦隊13000、計52000隻で帝国軍を迎え撃つこととなった。
損傷が酷く戦闘に耐えられない艦はイゼルローンへ帰したため、数は3000隻程減ってしまったが。
布陣は、左から第十二、第五、第八、第十三艦隊の順だ。
原作よりは多少マシな陣容だが……さて。
それと、気になることがある。
ヤン中将がドヴェルグ星域で遭遇したのはキルヒアイスではなく、ハプスブルク上級大将らしい。
いったい、どういうこ『ピー、ピー』
敵艦隊接近のアラームが鳴る。
やれやれ、考え事をする暇も無いか。
アムリッツァへ現れた帝国軍は8個艦隊10万隻。
こちらのおよそ2倍の数だ。
これに背後からの奇襲部隊が加わるんだから、この戦いでの敗北は既に確定していると言って良いだろう。
『全艦、砲撃開始!』
アムリッツァ星域会戦が開始される。
「提督、恒星アムリッツァに融合弾を投下し、恒星風に乗って敵を奇襲してはどうでしょうか?」
『なるほど、面白い戦法だ。試してみる価値はありそうだな』
第十二艦隊は、恒星アムリッツァへ融合弾を投下することで人為的に恒星風を起こし、恒星風による加速を得てロイエンタール艦隊を攻撃した。
この攻撃により、ロイエンタール艦隊の艦列が乱れ、混乱が生じる。
その頃、奇襲を受けたロイエンタールは、
「ほう、このような方法で奇襲とは……敵も出来るな。いったん後退して陣形を再編、敵が引いたところを反撃せよ」
と、生じた混乱を冷静に対処していた。
この辺り、さすが名将といったところである。
『深追いは無用だ。敵の反撃が来る前に引け』
敵はロイエンタール。
ボロディン中将の言うように、すぐに反撃してくるだろう。
「よし、これで十分だ。元の位置まで後退せよ」
そんな中、黒一色に塗装された艦隊が第十三艦隊に突っ込んで行く。
ビッテンフェルトの黒色槍騎兵《シュワルツ・ランツェンレーター》だ。
黒色槍騎兵《シュワルツ・ランツェンレーター》は第十三艦隊に避された後、第八艦隊に突っ込み旗艦クリシュナを撃沈する。
「第八艦隊クリシュナ撃沈、アップルトン中将も戦死の模様」
「第八艦隊は崩壊しつつあります。このままでは我が軍は分断されますぞ」
「援護したいところだが、この状況では無理だ」
第十二艦隊は第八艦隊から離れている上、ロイエンタール、ケンプの両艦隊から攻撃を受けており、援護など不可能だ。
その間、ビッテンフェルト艦隊は第十三艦隊を撃つべく回頭するが、それを読んでいたヤンに強かに打ち据えられる。
依然、戦況はこちらが不利であるが、現在は膠着状態となっている。
しかし、それは帝国軍が援軍の到着を待って無理をしていないか
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