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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第92話 三大勢力会談始まります!遂に出会う、D×DとG×G 後編
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使うぞ!」
「なッ!?正気かシャルバ!?アレは許可なく使うなとアイツから言われているだろう!そんな勝手な事をしたら……」
「ならどうするというのだ!?このままあの悪魔たちに蹂躙されろというのか!そんな事になるくらいなら私はやってやるぞ!」
「おい、待て……!!」


 シャルバとクルゼレイが何かを言い争っていたけどシャルバが腕を上げて指を鳴らした。すると……


「な、なんだ!?」
「空間が大きく歪みだした……!」


 先程までとは違う歪みを始める空間……このプレッシャーは今まで出てきたグルメ界の妄執すら軽く超えるほど重いわ!?


「ば、化け物……」


 そして現れたのは最早デカイなんて言葉ですら言い表せれないほどの巨体をもった鬼のような生物だった。それを一目見た瞬間、一龍さん達がいるというのに死のイメージが頭を走った。


「なッ、奴はまさか……」
「これは驚いた。コイツまで支配下に置いていたのか……『轟魔』」


 茂松さんとマンサム所長が轟魔と呟いた。あれもグルメ界の生物!?今までの奴とはケタが違うわ!?


「ははっ……!こいつを出してしまった以上人間界もおしまいだな!だが丁度いい!私達が支配する新たな世界を作るために一度は滅ぼさなければならないのだ!やってしまえ!」
「愚かな……このことをアイツが知れば俺達は終わりだぞ……」
「構わん!そもそも私は奴が気に入らなかったのだ!どのみち始末する予定だった、それが早まっただけの事だ!」


 シャルバはそう言うと轟魔に指示を出した。この空間から出したら本当に世界の終わりだわ!?


「おいおい、動き出したぞ!あんな質量で潰されたらそれだけで俺達は終わりだ!」
「全員退避してください!!」


 アザゼルとミカエル様が全員に避難するように指示を出した。一般兵士の悪魔やエクソシストたちはアザゼル達が生み出した魔法陣で逃げていく。


「二人は皆を頼む。僕はあいつを……」
「おい!まさか本気を出すつもりか!?」
「ああ、初めて僕が全力を出さなければならない相手が来た!」
「……」
「頼んだよ!」


 お兄様はそう言って轟魔に向かおうとした。でもそんなお兄様を二本の箸が動きを止める。


「これは……!?」
「慌てるでない、お前さんが本気をだしたら皆消えてしまうんじゃろ?もしその状態で元の世界に戻されても見ろ、駒王町は消滅するぞ」
「うっ……」


 一龍さんの言葉にお兄様は何も言えなくなってしまった。確かにこの空間は絶霧の所持者が支配してるからその気になれば私達を現実世界に戻すことだってできるのよね、もしお兄様が本気を出した瞬間に駒王町に戻されれば……被害は尋常じゃないものになるわ。

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