暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第92話 三大勢力会談始まります!遂に出会う、D×DとG×G 後編
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郎さんの持っているアイテムを説明してくれたわ。そして節乃さんは黒髪になった次郎さんを見て顔を赤らめていた。まあいくつになっても惚れた男のカッコいい所を見れば女性はトキめくわよね。
次郎さんは迫りくるマミューの群れに突っ込むとまるで千手観音のように見える程の腕の動きでノッキングライフルの針を飛ばしてマミューたちを動けなくさせていく。
「な、何者なんだ、あの人は!?動きが見えない!?」
「魔力も使わずにいくつにも分裂したように見えますね……あれは本当に人間なのでしょうか?」
総司やマグレガーは次郎さんの人間離れした動きを驚いていた。元新選組1番隊組長と黄金の夜明け団を創設した人物ですら次郎さんの動きは見えないみたいね。
でも無理もないわよ、だって祐斗の速さに慣れている私達ですら次郎さんの動きは滅茶苦茶にしか見えないからね。普通に分裂してるし……
次郎さんがノッキングライフルの針をリロードしようとちょっと一息ついたくらいしか全身が見えないしね。
次郎さんはトドメと言わんばかりに大回転してすさまじい速度でノッキングライフルの針を撃ち続けた。もはや人の形をした竜巻と言わんばかりの動きにアザゼルたちは言葉も出ないみたい。
「んぐ……んぐ……ふうっ、一仕事を終えた後の一杯は格別じゃな」
次郎さんはお酒を飲みながらそう呟いた。そんな彼の周りには動けなくなったマミューたちの山が横たわっていた。まさに足の踏み場もないとはこのとこね。
「流石伝説のノッキングマスター、仕事が早いな」
「ばっはっは!こりゃワシらの出番はないな!」
茂松さんは次郎さんの活躍を当然だと言わんばかりにそう呟きマンサム所長はお酒を飲み始めた。まあ確かに過剰戦力って言っても過言ではないんだけど……相変わらずのマイペースさよね。
「凄い動きだった、この私でさえ完全にはとらえることはできないとは……世界は広いな」
「ど、どうして殺さないんだ?まだ生きているじゃないか」
ヴァスコ・ストラーダさんは次郎さんの超人じみた動きに感銘を受けたようで世界の広さを実感していた。それとは逆にテオドロ・ログレンツィさんはマミューたちを殺さない事に疑問を持っていた。
「流石ノッキングマスター、鮮やかな腕前じゃな」
「イチちゃんが雑過ぎるんじゃよ。阿修羅タイガーとキングレントラーも可哀想に」
「わっはっは!そう言うな!」
そういえば一龍さんと次郎さんって義理の兄弟だったわね、なんだか楽しそうだわ。
「だったらコイツならどうだ!」
シャルバの叫びと共にはるか後方に首の長い猛獣が10頭ほど現れたわ。大きな鼻の穴が特徴的ね。
「やれ!」
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