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第二十八話 心地よくない朝その一
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                第二十八話  心地よくない朝
 一華は四時に目を覚ました、するとだった。
 頭が異常に痛い、身体もだるかった。明らかな二日酔いだった。喉も渇いていて体調が悪いのは明らかだった。
 ベッドから起き上がりたくなかった、しかしそれ以上にトイレに行きたく。
 何とかそこから出てまずはトイレに向かった、するとその前に母がいて丁度ベッドから出たところだった。
「おはよう、お母さん」
「おはよう、ただあんたかなり辛そうね」
 パジャマ姿の母は今の娘の顔を見て言った。
「二日酔いでしょ」
「頭かなり痛いわ」
「お風呂入りなさい」
 母から言ってきた。
「シャワーでもいいから」
「すっきりするからよね」
「汚い感じもするわよ」
「別に汚れてないでしょ」
「二日酔いはそう見えるのよ」
 母は娘に目を顰めさせて答えた。
「汚れてなくてもね」
「ああ、そう言われるとね」
 一華も母の話を聞いて納得した。
「二日酔いになるとね」
「そんな感じになるでしょ」
「そうよね」
「女の子がそれだとよくないから」
 母は一華にさらに言った。
「いいわね」
「ええ、おトイレ出たらね」
「すぐに入りなさい、まずは冷たいお水浴びて」
 シャワーでそうしてというのだ。
「湯舟にもね」
「入るといいの」
「冷やして温まってをしたら」
 それを繰り返したらというのだ。
「お酒すぐ抜けるからね」
「二日酔いでもよね」
「酷いものでもね」
 その二日酔いがそうでもというのだ。
「すぐに抜けるから」
「だからよね」
「そう、お湯の温度は熱くして」
「そうして入るのね」
「そうしなさい、いいわね」
「じゃあおトイレの後そうさせてもらうわ」 
 母の言葉に甘えることにした、そうしてだった。
 一華はトイレの後でそのすぐ隣の部屋の脱衣場に入ってだった。
 パジャマと下着を洗濯機に入れてからだった。
 風呂場に入って湯を入れる間にまずシャワーで冷たい水を浴び身体を洗い髪の毛もそうした、それだけで酒はかなり抜けたが湯舟に入ると。
 驚くまでに抜けてきた、汗をかきそうなって。
 一旦湯舟を出てまた冷たいシャワーを浴びて冷やしてそれからまた湯舟に入った、それでまた汗が出た頃にはだった。
 完全に復活した、それで風呂を出た後すぐに部屋に戻って寝ている四人に言った。
「皆起きてる?」
「一応」
「今起きたわ」
「喉渇いてるし」
「頭痛くてね」
「お風呂入ってるから」 
 一華は起き上がりだした四人に話した。
「入る?」
「ううん、じゃあね」
「そうさせてもらうわ」
「今からね」
「お風呂入らせてもらうわ」
「二人ずつ入ったらいいわ」
 一華は髪の毛をドライヤーで乾かしつつ
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