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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
ちょっとの背伸び!
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 四月も下旬。遅咲きの桜が全て散ってしまった頃。俺達は気合入りまくりで授業に励んでいる。
 その理由は二つ。

 「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。織斑、オルコット、そして相川。・・・男のほうだ。試しに飛んで見せろ。専用機持ちなら、準備に時間はかかるまい」

 一つ目が、この時間が織斑千冬大先生の受け持つ実戦授業だから。
 気合が無ければ出席簿が飛んでくる。話を聞き逃せば出席簿が飛んでくる。集中していなければ出席簿がとんでくるからだ。

 「え、まさか相川君も専用機を?」
 「そう言えば。まだ届いてなかったらしいよ」
 「えー、じゃあやっと来たってことなのかなあ」
 「ウチのクラス、専用機持ちが三人とか。・・・何気に凄くない?」
 「凄いよ!これで代表戦も貰ったね!!」

 俺が専用機持ちの二人と同時に呼ばれた事で、少しざわめきが起こる。
 大抵千冬さんの授業では、この様なざわめきも無いんだけど、事が事だけにってな。

 二つめの理由は、これがISを使った実戦訓練だからだ。
 ISを扱う技能を手に入れるために入学してきた彼女達は、これまであまり触れる機会がなかった。
 それが、今回は授業ということで触れることが出来るのだ。
 気合が入らないわけが無い。

 「「はい!」」

 返事が被ったけど気にしない。
 俺は専用機を手に入れてから、毎日起動して戻してを繰り返す訓練を、朝の練習に入れていた。
 IS学園内と言えど、許可なしに決められた場所以外でのISの使用は禁止されている。
 だから俺は、千冬さんに許可を取っている。千冬さんが見ている前でなら展開していいと許可も貰った。
 
 「ふん、中々の速度だ。しかし、まだ実戦では遅い。・・・もっと精進しろ」

 「了解です、織斑先生」

 展開速度は0.4秒くらいか?
 コンマ何秒の世界だと、感覚的には違いが分かるけど正確なタイムまでは感じ取れないから。
 そこら辺はてきとうだ。

 横を見ると、セシリアも同じくらいの速さで展開していた。
 ドヤ顔された。何だその顔、言っとくけど負けてないからな?

 「うわ、相川君のIS格好良い・・・」
 「青色だね!セッシーのと少し似てるかも」
 「背中の羽が小さいのはなんでだろ〜?」
 
 あ、因みに俺のISの待機モードはネックレスだ。
 チェーンの先に、翼を模した青色の飾りがついている。
 
 「こい、白式!」
 
 ようやくと言った所か。一夏も展開を完了させた。
 時間的には最悪だ。実戦なら既にやられていますってな。

 でもまぁ今は訓練。最初から上手く出来る奴なんて居やしないよ。それこそ、神に愛されているとか無い限り。

 そう言えば最近教えても
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