ハーケン会戦〜決着〜(第三部終了)
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戦闘の構えを解き、ジンと対峙していたチョウは戦闘の構えを解いた後口元に笑みを浮かべて上空の映像に映るリィンを見つめ、セリスは鼻を鳴らした後自身の武装を収め、シズナはその場で少しの間黙り込んだ後ため溜息を吐いた後全身に纏っていた闘気を霧散させた後武器を収めて苦笑しながらアルゼイド子爵とエウシュリーちゃんに声をかけた。
「いや――――――其方との斬り合いによってヴァンダイク元帥の元へと駆け付ける事ができず、討たれてしまった以上、其方の勝ちだ。」
「私は戦闘が終わりましたから、これで失礼させてもらいますね〜。」
シズナの指摘に対してアルゼイド子爵は全身に纏っていた闘気を霧散させて武器を収めた後重々しい様子を纏って呟き、エウシュリーちゃんは異空間へと戻って異空間を閉じた。
「作戦が成功した以上、もはや私達が貴女達を阻む意味はありませんわ。――――――貴女達の手で恩師の遺体を回収し、埋葬したいのであれば止めはしませんわ。」
「………ッ!!――――――すぐにリィン達の所へ行くわよ、あんた達!!」
「学院……長……うぁぁぁぁぁぁぁ……ッ!」
「く……っ!」
魔導銃を懐に収め、仕込み刀を鞘に収めたセシリアはサラを見つめて静かな表情で指摘し、セシリアの指摘に対して怒りの表情でセシリアを睨みながら唇を噛み締めてその場で耐えていたサラはアリサ達に号令をかけ、サラの号令によってアリサ達がリィン達元へと急行している中エリオットは泣きながら、ユーシスは無念そうな表情を浮かべて唇を噛みしめて急行し
「エレイン、俺達も行くぞ!」
「……はい、ジンさん。――――――ヴァン、貴方が請けた”依頼”はどんな内容なのかは知らないけどこの戦争の最後まで灰獅子隊に協力し続けるつもりなの?」
サラ達に続くように協力者の面々もリィン達の元へと急行している中ジンに声をかけられたエレインは答えた後ヴァンを見つめて問いかけ
「さあな。それについては”お前次第”とだけ言っておくよ。」
「……なんですって?――――――!!まさか……貴方の”依頼人”はお父様かお母様なの!?」
「………ルネから聞いたが両親の反対を押し切って遊撃士に就いたらしいな。ま、お前にとっては余計なお世話かもしれないがお前を今まで大切に育ててくれた両親をあんまり心配させるなよ。」
自身の問いかけに対して肩をすくめて答えたヴァンの答えを聞いて一瞬眉を顰めた後すぐに察しがついたエレインは血相を変えてヴァンに訊ねたが、ヴァンは答えを誤魔化して苦笑しながら指摘し
「………ッ!」
ヴァンの指摘を聞いてヴァンが請けた”依頼内容”を悟ったエレインは両手を握って唇を噛み締めたが、すぐに気を取り直してアリサ達の後を追った。
こうして……ハーケン会戦は
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