ハーケン会戦〜決着〜(第三部終了)
[26/28]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
皆さん、もはやわたくし達が子爵閣下達の戦いに加わった所で”足手纏い”になるのは明白ですから、回復が終わればお嬢様達の加勢に――――――」
アネラスは目の前に繰り広げてられている人外同士の戦いに信じられない表情で声を上げ、疲れた表情で声を上げたアガットに苦笑しながら答えたシャロンが二人にある提案を口にしようとしたその時上空にリィン達の映像が映った。
「あれは……”幻想の小窓”……!?」
「しかもアイツが映っているって事はまさか……!」
上空に現れたリィン達の映像が何であるのかをすぐに察しがエマは真剣な表情で声を上げ、ある事に気づいたセリーヌは厳しい表情で声を上げた。
「この戦場で戦っている全ての将兵達に告ぐ!――――――エレボニア帝国軍総大将ヴァンダイク元帥はメンフィル帝国軍所属”灰獅子隊”軍団長リィン・シュバルツァーが討ち取ったっ!!」
「ぁ――――――]
「学……院……長………」
「そ、そんな……間に合わ……なかった………!」
映像に映るリィンが掲げたヴァンダイク元帥の首を目にしたアリサとラウラは呆然とし、トワは悲痛そうな表情を浮かべてその場で崩れ落ちている中他のZ組やトールズの面々もそれぞれ戦いの手を止めて呆然とした様子や悲痛そうな表情を浮かべて映像に映るリィンが掲げたヴァンダイク元帥の首を見つめ
「成し遂げたか、リィン……!」
「対して私達は結局Z組を時間内に制圧し切れなかったわね……」
「ま、試合は引き分けで、肝心の勝負は勝ったんだから、あんまり細かい事は気にしなくていいんじゃないか?」
対して黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)の面々もそれぞれ戦いの手を止めて自分達の勝利に喜んだり明るい表情を浮かべている中、ディミトリは口元に笑みを浮かべて声を上げ、疲れた表情で溜息を吐いたエーデルガルトにクロードは苦笑しながら肩をすくめて指摘し
「―――――作戦は成功!直ちに戦闘を中止しなさい、黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)!裏の協力者の方々も直ちに戦闘を中止してください!」
「イエス・マム!!」
「やれやれ……ようやく終わったか。」
「フフ、そしてメンフィル帝国の狙い通り”激動の時代を終結させた英雄”が生まれましたね。」
「…………ハッ………」
「……………ふう。駄目だ――――――興が削がれたみたいだ。はぁ、どうでもいい連中の嘆きと歓声に心乱されるなんて、まだまだかな。ま、”本命”は成功したから、今回の死合いは私の戦意喪失で君達の勝ちでいいよ。」
セシリアはエーデルガルト達やヴァン達に指示を出し、セシリアの指示に対してエーデルガルト達がそれぞれ答えてそれぞれの武装を収めている中エレインと対峙していたヴァンは溜息を吐いて
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ