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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜決着〜(第三部終了)
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た。

「リィンさん………――――――エレボニアの将兵達に告ぎます!貴方達の総大将たるヴァンダイク元帥は戦死した事でこの大戦の勝敗はつきました!もはやこれ以上の戦いは無意味です!降伏してください!!」

「そしてメンフィルの将兵達よ!決着がついた以上、これ以上の殺戮はただの虐殺ですわ!直ちに戦いの手を止めなさい!!」

「オオオオォォォォ――――――ッ!!」

「やれやれ、今までの雑事で一番面倒な雑事だったよ……だけど、悪くない気分だね。」

「あぁ……ッ!”大戦”を終結させたことで、世界にその名を轟かせる”英雄”へと到られましたね、我が主……!」

「うふふ、例え”大戦”だろうと”魔神”である私を味方にしているご主人様の勝利は揺らがない事は最初からわかっていたけど、それでも嬉しいものね♪」

「微力ではありますが、わたしもあなた様のお役に立てて本当によかったです……!」

「フフ、主の役に立てた嬉しさ……貴女のその気持ち、私もわかるよ、アンリエット。」

「リィン様………」

「学院……長……ううっ……!」

「セレーネ様………」

プリネは辛そうな表情でヴァリマールに視線を向けた後双方の犠牲を一人でも少なくする為にも可能な限り早く大戦を終結させる思いでヴァンダイク元帥を討ったリィンの気持ちも理解していた為すぐに気を取り直して特攻隊の面々に降伏を促し、プリネのようにリィンの気持ちを理解していたデュバリィもプリネに続くように自分達と共に戦っていたメンフィル兵達に戦闘を止める事を促すとメンフィル兵達は戦いの手を止めて勝利の雄叫びを上げた。味方が喜んでいる中レジーニアは疲れた表情で溜息を吐いた後口元に笑みを浮かべ、ユリーシャは感激し、ベルフェゴールは髪をかきあげてウインクし、嬉しそうな表情を浮かべているアンリエットをリタは微笑ましそうに見守り、メサイアは心配そうな表情を浮かべてヴァリマールを見つめ、セレーネはヴァンダイク元帥の死に涙を流して泣き、セレーネの様子をアルティナは辛そうな表情で見守っていた。一方オーレリア将軍が駆るシュピーゲルは絶命したヴァンダイク元帥が搭乗しているゴライアスのヘッドの部分を地面へと切り落とした。

「後はヴァンダイク元帥の首を切り落として、切り落としたヴァンダイク元帥の首をこの戦場の連中全てに見せつけてヴァンダイク元帥の死を宣言すれば、この”大戦”は終結だ、シュバルツァー。」

「そ、そんな……!?ヴァンダイク元帥は既に戦死されたのに、死体を弄ぶような事までする必要があるのですか……!?」

「残念ではありますが、それがこの戦場で戦っている双方の将兵達に決着を証明する唯一の方法であるのですわ、姫様………」

リィンに指摘したギュランドロスの指摘を聞いたアルフィンは悲痛そう
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