第七十話 詰所はお家その十九
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「だから僕としてはです」
「いいのね」
「はい、これから先輩を自転車に乗せておぢばの何処でも行き来出来る位でいます」
新一君は私にこうも言いました。
「そうしていきますね」
「鍛えていくの」
「そうですね。ずっとおぢばのあちこち歩き回ってますし」
「今もそうしてるのよね」
「教会にお墓地に。あちこち歩いて」
そしてというのです。
「回廊ひのきしんもさせてもらってます」
「回廊の方はあれね」
こちらはです。
「どっちかっていうと手ね」
「腕が鍛えられますね」
「あの動きはね」
私も何度もさせてもらっているのでわかります。
「足腰よりもね」
「足腰もいいですが」
「上半身も鍛えないとね」
「はい、それで時々ですが」
「回廊も拭かせてもらってるのね」
「大体週三回か四回は」
「多いわね」
その回数に少し驚きました。
「そんなにさせてもらってるの」
「そうなんです」
「それであちこち歩いてで」
「部活はしてないですが」
それでもというのです。
「ようぼくコースでもありますし」
「身体動かして体力あるのね」
「はい」
実際にというのです。
「そうもしています」
「それで今もなのね」
「体力あります」
「そうなのね」
「いつも身体動かしてますから」
だからだというのです。
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