第五百二話 バーベキューだけじゃないその十二
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「それでも腹壊す奴はいないけれどな」
「そんなやわだととっくの昔に倒れてるか?」
基樹は今の話を聞いてこう考えた。
「そもそも」
「それもそうか」
春虎は基樹の言葉を聞いて頷いた。
「そもそもな」
「そうだよな」
「毒の攻撃使う怪人も多いぜよ」
土御門も言った。
「言われてみればのう」
「ああ、何度もやられたな」
一方通行も続いた。
「俺も」
「皆がぜよ」
「ショッカーとかに多いな」
「そうぜよ」
「他の組織にもいるしな」
「毒の治療もいつもなんですよね」
黄緑のビキニのみほが言ってきた。
「戦車も腐食されたりして」
「ネオショッカーのおかっぱ法師なんて酷いよな」
メリオダスはこの怪人の名前を出した。
「あいつの投げるの受けたらマジで溶けるからな」
「あと地獄大使が使っていたっていう怪人が毒多いですね」
いつもの水着姿の飛鳥の言葉だ、言いつつ牛肉を串焼きにしたのを食べていてビールもジョッキで飲んでいる。
「どうも」
「地獄大使は毒が好きだったからな」
一条が飛鳥に答えた。
「それを用いた作戦がな」
「だからですね」
「毒を使う怪人が多い」
実際にというのだ。
「勿論そうした怪人ばかりではなかったがな」
「それでも多かったことはですね」
「事実だ」
紛れもなく、というのだ。
「そのことはな」
「だから毒についてはです」
白ビキニ姿のトゥアールが右の人差し指を立てて注意する様に話した。
「お薬を常に沢山用意しておきました」
「毒を使う怪人も多いから」
「そうです」
赤ビキニの林檎に答えた、二人共スタイルはかなりいい。
「まさに」
「そうよね」
「備えも勝利の道です」
トゥアールは今度は笑って述べた。
「だから今回の戦いでも用意しておきましょう」
「その通りです」
デミウルゴスは穏やかに微笑みトゥアールの言葉に賛同した。
「流石はトゥアール殿見事なご見識です」
「そうですか?」
「はい、まことに」
「解毒剤なら俺達もレシピがあれば造られるしな」
葉山が微笑んで言ってきた。
「造るのは任せてくれ」
「そうさせてもらいますね」
「ああ、あんたも作ってな」
「私達もです」
「毒使うのは妖怪とか生きものだけだって思っていたけれどな」
ねずみ男はどうかという顔になって述べた、言いつつ肉も野菜も何でも食べて酒も飲んで楽しんでいる。
「怪人も使うんだな」
「というか怪人と妖怪は然程変わらんばい」
一反木綿が言って来た。
「魔化魍なんかそうばい」
「ああ、そういえばそうか」
ねずみ男もそれはと頷いた。
「言われてみればな」
「そうばい」
「名前もそんなのだしな」
「というか全く同じ」
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