第五百二話 バーベキューだけじゃないその十一
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「実は、とかもな」
「あることもグルか」
「あるんだよ、その逆もな」
「あるでグルか」
「そうだよ、人間のやることにしてもな」
「そうなんだよな、結局善悪なんて一口で言えるものじゃないんだよ」
海堂は乾のその言葉に頷いた。
「そういうものなんだよ」
「そうであるな」
オラゴンは乾と海堂の言葉に頷いた。
「言われてみれば」
「ああ、だからスサノオも仕掛けてくるんだよ」
「色々な面があるからであるな」
「面白いと思ってな」
スサノオがというのだ。
「俺達ともずっと戦ってるんだよ」
「そうであるか」
「ああ、それでいよいよなんだよ」
「おら様達のこの世界での戦いとなるであるな」
「ああ、俺達の世界でな」
「そういえばこの世界にこんなに長いこといたことなかったな」
エクボはこのことに気付いた。
「そうだったな」
「そうでしたね」
綺凛はエクボの言葉に頷いた、薄紫のビキニが下着の様だ。
「言われてみますと」
「そうだよな」
「何か私達の世界と同じ部分も多ければ」
「違う部分もあるな」
「そうですね」
「それでこの世界こそな」
「スサノオが本来いる世界ですね」
綺凛はエクボに述べた。
「そうですね」
「ああ、まさにな」
「ですが不思議と緊張感はないな」
恋司は周りを見つつ述べた。
「それはあいつが今は仕掛けて来ないからか」
「それがわかっているからですね」
直行は鶏肉を焼いたものを食べつつ述べた。
「スサノオはそう言ったら仕掛けて来ない」
「そういう奴だってわかっているからな」
「というかわかりましたからね」
直行は恋司にその鶏肉を出しつつ話した。
「だからですね」
「そうだな」
「はい、やはり」
「俺は何時でもいいがな」
勝己は持ち前の闘争心を全開にしていた。
「そこは守る奴だな」
「焦ることはない」
その勝己にアイオリアが穏やかに告げた。
「そうでなくてもその時が来ればだ」
「好きなだけ戦えるんだな」
「そうなるからな」
だからだというのだ。
「逸ることはない」
「そうなんですよね」
うさ丸はアイオリアの言葉に同意しつつ椎茸を食べた。
「その時が来れば」
「嫌でも戦うことになる」
「そうですよね」
「だからその時まではだ」
「こうしてくつろいでいればいいですか」
「そうだ、焦ることはない」
実に冷静な口調での言葉だった。
「全くな」
「そうだよね」
青ビキニのアオもアイオリアに同意だった。
「じゃあどんどん食べていいね」
「うむ、ただ食べ過ぎてだ」
アイオリアはこの時も冷静だった。
「腹を壊さない様にな」
「気を付けることですね」
「そのことは守る様にな」
「実際食い過ぎてる奴はいるな
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