219 鋼鉄の男、スターリン
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よ子は赤軍の西川に杖を奪われた。しかし、取り返そうにも今何もできない状態にあった。
「私の杖を、返して!」
「返すか、バーカ!」
「スターリン、こいつらはもう殺していいぜ!」
「分かった」
スターリンはかよ子達を皆殺しにしようとする。幾つものギロチンがかよ子達の首を斬ろうとする。
「終わりだ!」
だが、ギロチンが途中で止まった。
「な、貴様らの能力は丸岡修の術で効かない筈だ!」
「その術を効かなくさせたんだよ」
いつの間にかイマヌエルが現れた。
「貴様・・・、『敵の世界』の奴か!」
「いかにも。スターリンか、久しぶりだな」
「こいつ!西川、今のうちに逃げるぞ!」
「おう!」
その時、西川が急に倒れた。
「てめえ、やりやがったな!」
丸岡が問答する。
「生憎だが、私は何もしていない」
「じゃあ、今の誰が!」
『俺だよ!』
「ど、どこにいやがる!?」
丸岡は見回すも、声の主はいなかった。
『見えない所から援護させて貰うわよ!』
「この声は・・・!!」
その時、西川の手にあった杖が黒い影に弾かれた。
『かよちゃん、取り返したわよ!』
杉山の姉の声だった。
「あ、ありがとう!」
かよ子は急いで杖を取り返した。そしてスターリンに杖を向ける。
「馬鹿め、何度やっても同じだぞ!」
「させるかよ!」
大野が草の石の能力を行使し、巨大な花を出してスターリンを花粉で眠らせようとする。だが、丸岡の矛盾術で弾かれてしまった。ブー太郎も、まる子もそれぞれの石を使う。しかし、それでも丸岡の矛盾術が妨害した。
「あの人の術が厄介・・・!!」
「山田かよ子君、あの男は攻撃をすればできないようにする術だ。あえて攻撃を止めてみたらどうだ?」
イマヌエルが進言した。
「え?う、うん!」
かよ子はまる子が出した炎にもう一度杖を向け、炎を操る能力を得た。そして丸岡を狙う。しかし、かよ子は途中で炎を出すのを止めた。途端に止めた筈の炎が一気に丸岡を襲った。
「な、俺の矛盾術が破られただと!?」
丸岡は矛盾術を途中で止めた。
「今だ!」
次郎長は刀を振るって大地を爆破させる。
「この鋼鉄のスターリン様にそんなものが通じるか!」
スターリンは再び巨大な鋼鉄の壁を出した。
「同じ事を・・・」
イマヌエルがスターリンの行為を無効化させる。しかし、地面の爆発がイマヌエルを襲う。イマヌエルは咄嗟に回避した。
「スターリンの攻撃は全てお前に当たるように認識させた!奴らが攻撃すればお前が危なくなるぞ!」
「何!?」
イマヌエルは自身が窮地に陥る形になってしまった。
「イマヌエルさん・・・!!」
かよ子は火炎放射でスターリンを襲いたいと思ったが、これではイマ
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