暁 〜小説投稿サイト〜
レーヴァティン
第二百五十四話 両者の再会その六

[8]前話 [2]次話
「向こうは刺身に天麩羅を持って来るだろうな」
「そしてお寿司だね」
 剛が言ってきた。
「こちらもあるね」
「そうだろ、寿司も食いたいよな」
「うん、凄くね」
 剛は久志に微笑んで応えた。
「こっちの世界じゃ食べたことがなかったからね」
「そうだからな」
「実は僕お寿司大好きなんだ」
「そうだったか」
「握り寿司が好きでね」 
 剛はさらに話した。
「トロがとりわけね」
「好きか」
「だから向こうが出してくれるなら」
 その寿司をというのだ。
「是非共ね」
「食わせてもらいたいな」
「うん」
 久志に笑顔で答えた。
「是非ね」
「そうか、実は俺もな」
「お寿司好きだね」
「握り寿司がな」
 こちらの寿司はというのだ。
「あとちらし寿司もだよ」
「好きなんだ」
「大抵のネタは大丈夫だ」
 食べられるというのだ。
「それこそな」
「そうなんだね」
「ああ、だからな」
「お寿司をだね」
「食いたいからな」
 だからだというのだ。
「あっちにも言うな」
「そうするんだね」
「それでこっちもだよ」
「美味しいもの出すね」
「パスタやステーキにな」
 剛に笑顔で話した。
「その他のものもな」
「用意してね」
「ワインだってな」
 酒の話もした。
「用意するな」
「それで美味しいものも飲んで食べて」
「条約を結ぼうな」
「海の魔神を倒す為に」
「絶対にな」
 久志は笑顔で言っていた、そして使者は東の浮島に戻って英雄に彼の考えを伝えた、そうするとだった。
 英雄は使者にこう答えた。
「ではこちらもだ」
「この浮島の馳走をですか」
「酒もな」
 こちらも忘れていなかった。
「持って行く」
「そうされますか」
「勿論料理人もだ」
 この者達もというのだ。
「連れて行ってな」
「作らせるのですね」
「そうする」
 実際にというのだ。
「そうする」
「では」
「そうした用意もしてな」
「西の浮島に行かれますか」
「こちらに招いてもよかったが」
 それでもと言うのだった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ