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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
やる気、元気、メルキど?
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でしょ!別人よバ〜カ!」
「え…べ、別人…!?う、うそ…」
うん。見るからに頭の揺るそうな女が、極めて揺るそうな台詞で自分を現している。
あんな女に唇を奪われたアルルさんに同情を禁じ得ない。
私なら即イオナズンだ!
「良く見ろバカ!女よ…私は女なのよ!少しだけど化粧だってしてるでしょ!コレでも最近は少しは女っぽくなってきたって言われてるのよ!ぶっ殺すわよアンタ!」
出会った頃のアルルさんはボーイッシュだったけど、最近の彼女は色っぽくなってきた。
胸以外は女にしか見えない…って事は、オルテガさんって“オネエ”系?
「じゃ、じゃぁ…オルテガ様は…?」
「知るかバカ!こっちだってあのクソオヤジを探してんのよ!ホント不愉快な町ね!」
この町が不愉快なのは認めるが、この馬鹿女が理由の大部分を占めるのはどうだろうか?
「お、落ち着いてよアルル…この人も悪気があった訳じゃ…むぐっ!?」
真面目な彼氏が宥めようと試みるが、口直しをするかの様に唇を奪うアルルさん。
有無を言わせず吸い付きボンバー。
「………んぷはっ…な、何ですか?いきなり…」
嬉し恥ずかしビックリな彼氏は、取り敢えず自由を確保すると理由を尋ねる。
聞かなきゃならないのが、まだ残る青さだね。
「そんな事聞くなよな…消毒だよ!…アルル的に清めなんだよ!」
「しょ、消毒!?清め?」
消毒とか、清めとか…みんな酷い言い様だな。
「そうよ!私はあのバカ女に、唇を汚されたの!貴方の唇で浄化して!」
本人が目の前に居るのだから、言葉を選ぶべきだと私は思う。
でもコレがリュカ家のスタンダードなんだろうね。
「お嬢さんの唇は、僕が浄化しましょうか?」
この状況でナンパするのは私のパパです。
「い、いえ…私は大丈夫ですから…」
「じゃぁ私が…ん…」
あえなく玉砕…かと思いきや、奥さんに唇を奪われてマッタリ感100%
暫しの時間、イチャイチャ・ブチュブチュして居りましたが、これでは一向に話が進まないと感じ、さりげなく互いの自己紹介を促す私。
いきなりキス女はフィリさんと言い、アルルパパの残したヤンチャ記録のお一人です。
「………そんな…オルテガ様では無いどころか、奥さんと娘さんなんですか!?あんなに激しく愛し合ったのに…」
「は、激しくって…ふさけんじゃないわよ!アンタとは………」
おや、何やら言葉を濁したぞ?
「…リュ、リュカさん…ちょっと確認してほしい事があるんですが…いいですか?」
マイパパとコソコソ密談してます。
浮気現場?なワケ無いわよね。
「うん。確認してみるね…」
どうやら何かを依頼したらしく、快諾するお父さん…
そして徐にフィリさんのお腹を触りましたわ。
「ちょ、何ですかいきなり
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