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八条学園騒動記
第六百六十三話 最強のロボットを造るその九

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「大国の中でもランクがあろう」
「ですね」
 野上君はまた応えた、このことも彼の国である連合を見ればわかることだ、その中に三百以上の国家があるがその三百以上の国々を見てのことだ。
「大国と言っても全部同じでなく」
「国力でランクがあるのう」
「六大国でもそうですしね」
「アメリカが一番で次が中国で」 
 野上君は具体的に話した。
「それで日本、ロシア、ブラジル、トルコって続きます」
「そういうことじゃ、それで連合よりも大きな国もじゃ」
「宇宙にはあるんですか」
「うむ」 
 そうだというのだ。
「これがのう」
「そうなんですね」
「宇宙は広いからのう」
 それ故にというのだ。
「連合は確かに大きな国であるが」
「もっと大きな国があるんですね」
「そうなのじゃ、しかしな」
 それでもとだ、博士は話した。
「連合が大国であるのは事実であの超巨大戦艦もな」
「かなり大きいんですね」
「宇宙でもな」
「そうですか」
「だからわしはあの超巨大戦艦に対する為にじゃ」
 ゾロアスター級超巨大戦艦にというのだ。
「機械の九頭龍は巨大にするぞ」
「どれ位ですか?」
「千キロじゃ」
「えっ、十倍ですか」
「あの超巨大戦艦を巻くのじゃ」
「大蛇がそうするみたいにですか」
「そうしてな」 
 そのうえでというのだ。
「戦いたいのじゃ」
「千キロも凄いですが」
 野上君はその巨大さに唖然となったが他のことにも話した。
「あの超巨大戦艦に巻き付いて」
「そうして攻めたいのじゃ」
「九つの頭を使うだけでなく」
「そうじゃ」
「また途方もないことを考えられましたね」
「そうしたことを考えるのがわしじゃ」
 博士は胸を張ってドヤ顔で答えた、白髪でやや額の広いアジア系を思わせる顔に絶対の自信が宿っていた。
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