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八条学園騒動記
第六百六十三話 最強のロボットを造るその七

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「モンゴル軍ともな」
「モンゴル軍も強かったですね」
「生活自体が戦闘訓練でな」 
 それでというのだ。
「精悍で馬と弓が巧みでな」
「滅茶苦茶強かったんですね」
「そうであった、そして日本軍もな」
 今話している彼等もというのだ。
「非常にじゃ」
「強かったんですか」
「その連合軍と比べるとじゃ」
「連合軍はですか」
「弱い、体格はいいが」 
 しかしというのだ。
「それだけじゃ、規律もよいが」 
「軍律は厳しいですからね、連合軍」
「それでそちらもよいが」
 それでもと言うのだった。
「あの者達はのう」
「訓練あまりしてないの有名ですからね」
「そして実戦経験もな」
「エウロパ戦役と宇宙改造の征伐はしていますが」
「しかしじゃ」
 それでもというのだ。
「エウロパ軍もっと言えばサハラの軍隊と比べるとな」 
「実戦経験もないですか」
「だからな」 
 その為にというのだ。
「弱いのじゃ」
「そうですか」
「まさに平和な国の軍隊じゃ」
「戦争を知らない軍隊ですね」
「左様、災害救助は得意であるが」 
 実戦訓練よりダメージコントロールやそちらへの訓練の方が多い位だ、そしてそちらの活動も多いのだ。
「戦闘はな」
「不得意、弱いですね」
「うむ、そこが残念じゃ」
「それで今度はですか」
「連合軍がティアマト級巨大戦艦以上に看板として売り出しておるな」 
 今そうしているというのだ。
「ゾロアスター級超巨大戦艦とじゃ」
「戦いますか」
「そうする」
 こう言うのだった。
「これよりな」
「そうなんですね」
「九頭龍のロボットでな」
「わかりました、そういえば」
「どうしたのじゃ?」
「いえ、頭が九つですね」
 野上君は博士が造ろうとしているロボットのこのことを話した。
「そうですよね」
「そうじゃが」
「造るの大変ですよね」
「いやいや、別にじゃ」 
 博士は特にという顔で返した。
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