第二十七話 お菓子を食べつつその十二
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「お酒飲んですぐはね」
「心臓に悪いのよね」
「そう、特にサウナに入るのはね」
「お酒は抜けるけれど」
「時間を置いてね」
「寝てからよね」
「起きた辺りでいいから」
そうしたタイミングで入るべきでというのだ。
「今すぐにはね」
「入ったら駄目ね」
「そう、朝起きてしんどくて」
その状況でというのだ。
「入ろうね」
「それじゃあね」
「このワイン安いから」
かな恵は飲んでいるそれの話もした。
「沢山飲んだら絶対にね」
「悪酔いするわよね」
「安いお酒程よく酔うっていうし」
太宰治も作品の中でこんなことを書いている、よく飲む人物だったことは作品を読んでも伺えることだ。
「ワインでもだしね」
「それでなのね」
「私達も危ないけれど」
「私は特に飲んでるから」
「二日酔いになるわよ」
酒の種類から見てもというのだ。
「だから朝はね」
「お風呂ね」
「それに入ってね」
「そうね、お風呂入ったらすっきりするしね」
「二日酔いで幾ら不快な気分でもね」
「もうそれでね」
まさに嘘の様にだ。
「すっきりするから」
「入ってね」
「それじゃあね」
「そうそう、二日酔いにはお風呂ってことでね」
富美子は目を座らせたうえで飲みながら語った。
「決まりってことで」
「入るのね」
「チゲ鍋とかお味噌汁もいいっていうけれどね」
「お味噌汁は聞いてるけれど」
一華は富美子に聞き返した。
「チゲ鍋もなの」
「いいらしいわよ」
「そうなのね」
「あれで思いきりあったまってね」
韓国料理なのでそうなる、唐辛子と大蒜で味付けされた鍋なのでその熱さたるやかなりのものなのだ。
「汗をかいてね」
「お酒を抜くのね」
「あそこの人達滅茶苦茶飲むらしいけれど」
「それで食べるのよね」
「もう飲む人はね」
それこそというのだ。
「とことんまでね」
「飲むのよね」
「酔い潰れる位ね」
「食べながら」
「そうしたお国柄だから」
韓国の食文化はそうであるらしい、ただ最近は程々にという人も増えているらしい。
「それでよ」
「二日酔いになることも多くて」
「そうした時はね」
「チゲ鍋なのね」
「それを食べて」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「お酒抜くのね」
「そうみたいよ」
「そうなのね」
「栄養摂ってね」
「というか朝から熱いお鍋ってね」
理虹は飲みながら引いた顔で言った。
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