218 能力の復活
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を狙った。かよ子は武装の能力を発動させる。かよ子は鉄の槍に杖を向ける。そして杖は鋼鉄を操れるようになり、巨大な鉄の盾を出して皆を守る。
「俺も迎撃するぜ!」
大政も槍を出してスターリンを狙う。槍が豪快に爆発した。
「やったか!?」
「ふ・・・、俺もいる事を忘れるなよ」
「・・・な!」
大政の槍攻撃はあまり意味がなく、かよ子の鉄の盾も消えてしまっていた。丸岡が矛盾術で防御し、盾を消したのだった。
「お前も終わりだよ」
「ではくたばってもらおうか!」
スターリンは巨大な鉄の斧を出した。かよ子の杖を腕ごと斬り落として奪おうとする。
「さ、させないわ!」
のり子が人形と合体した状態でスターリンの斧を止めようとする。
「無駄だ!」
のり子の人形の念力も丸岡の矛盾術で突破されてしまった。
「こうなったら・・・!」
かよ子は自分の羽根を出し、周りに結界を張る。結界がスターリンの斧を防ぐ。
「これなら大丈夫だよ・・・!」
「馬鹿が!そんなものが通じるか!」
かよ子の結界があっけなく破られた。
「ど、どうして!?」
「我が鉄にそんな結界など紙切れに過ぎぬわ!」
そして斧はかよ子の腕を狙う。
「も。もう駄目・・・!?」
その時、関根が刀を振って風を起こし、斧の軌道を逸らせた。綱五郎や仙右衛門、石松も加勢した。
「このサルども、よくも!」
スターリンは石松達を睨み、殺害を試みた。斧が石松達を襲う。
「やらせるか!」
大五郎は法力でスターリンを封じようとした。しかし、何も効果がなかった。
「愚か者!無神論者の私にそんな宗教の小細工など聞くか!」
かよ子はそこではっとした。
「だから、私の羽根の結界が効かなかったんだね!」
かよ子は先程の羽根の結界で防御できなかった理由が分かった。羽根の結界は仏教の力が入っている。スターリンには通用しないのだ。だが、それ以外でどうやって彼らを守るか。
「え、ええい!」
かよ子はもう一度杖から巨大な鉄の楯を出してスターリンの斧を防ごうとした。
「同じ手が通じるか!」
丸岡の矛盾術で再び楯を消されてしまった。
「ガキ、お前は俺達に杖を渡してもらおうか」
丸岡はかよ子に認識術を浴びせた。かよ子は催眠のようなものをかけられる。
「う・・・」
だが、かよ子は武装の能力を持っているためにその術は弾かれる。機械があればその心配もなかったがそれを剣奪還班の人間に無効化された今、機械は意味を失くしている。
「なら、こいつはどうだ!?」
丸岡は別の手を使った。しかし、何も起きない。その間に次郎長や大政、小政、ブー太郎に大野が斧を止めようと試みる。
「またその術は意味なかったみたいだね?」
かよ子は挑発した。
「そうかな?認識術
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