第五百一話 コンサート会場でその十四
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「平坂さんは」
「そう言うが見えていないのだよ」
本人はあくまでこう主張する。
「私は」
「僕も見えていると思います」
白夜もこう言った。
「やはり」
「前近くに虫が飛んで顔で追っていたぞ」
「はっきり見たのです」
薫とエレンも強い顔と声で言った、二人共お揃いのオレンジのビキニ姿であるがやはりエレンが目立っている。
「虫に反応していました」
「オニヤンマとかも言っていたぞ」
「ねね」
ねねも鳴いてその通りだと言った。
「何で目が見えていないのにわかる?」
「オニヤンマとかまで」
「俺もその場面見たぞ」
ヤミもだった。
「絶対に見えてるだろ」
「まあ見えているならそれでいいにしてもね」
お茶子はピンクのビキニ姿だ、発育はかなりいい。
「何故見ええいないと力説するのかしら」
「そうしないと都合が悪いのかな」
「どういう都合だ」
出久と焦凍はそれがわからなかった。
「都合があるとしたら」
「そこもわからないよね」
「どうもな」
「まあ見えていないということにしておいてくれ」
平坂はあくまでこう言った。
「私については」
「じゃあ今の七人の水着はわかるかしら」
順子は黒ビキニの上からパーカーを羽織っている、煙草を吸っていてパーカーの前ははだけている。
「うちの事務所のね」
「全員白ビキニだな」
平坂ははっきりと答えた。
「お揃いだな」
「見えていないでわかるものじゃないわね」
順子は言い切った。
「絶対に」
「やっぱり見えてるな」
「そうですね」
茂夫は霊幻の言葉に頷いた。
「全員の水着の色や形なんてわからないですよ」
「見えてないとな」
「それも即答でしたし」
「どう考えても見てるだろ」
「そうですよね」
「だから戦闘の時も僕はそう思って言わせてもらってるよ」
輝気はそうしていることを話した。
「もう見えているってね」
「俺のバットも即座に金属バットって言ったな」
金属バットは自分のバットを見ながら述べた。
「それじゃあだよな」
「諸条件が揃っていて」
ミネットは白いスクール水着姿だ、それが似合っている。
「どう考えても」
「それでも見えていないとかないけれど」
有子な濃紺の競泳水着だがスクール水具にも見える。
「ご本人が見えていないと言われるなら」
「それでええか」
襟立はこう述べた。
「もうな」
「そうなりますか」
「本人が言うてるんやからな」
こう有子に話した。
「もうな」
「そうですか」
「そやろ、まあ俺も見えてると思うけどな」
平坂の目はというのだ。
「さもないと捕まえた奴の面会にも行かへんやろ」
「というか面会まで杖とか案内なしに行くことは出来ないね」
美炭ははっき
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