スーパーロボット大戦OGs
0044話
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用語を交えた会話をしていたのだ。
内容自体は難しいものだが、3人とも専門家という事もあり友好的な雰囲気で会話をしていた。
それが一変したのは、モニタの向こうにフィオナとラウルが現れた時だ。
「ラージ、ミズホ。エクサランス・ストライカーのフレームなんだけどもう少し骨太にしないと格闘戦をしている時に破損しちゃうんじゃない? ……って、あら? どちら様?」
「フィ、フィオナさん!?」
慌てた様子のミズホを尻目に、ラージがあっさりと口に出す。
「彼女はレモン・ブロウニング博士。ほら、アクセルさんの話に以前出ていた同僚の方ですよ。僕達と同じく時流エンジンの研究もしているそうで、色々と情報交換やアドバイスをしてもらっている所です。ミズホも会話に参加しているのは、レモン博士は機体開発もしているらしいので、それでですね」
「へ、へぇ。ミズホもねぇ」
ラージの説明にジト目でミズホを見るフィオナ。
「あの、フィオナさん。私は別に、その、あの」
「貴女は? 私の事は知ってるようだけど」
レモンの問いに答えたのは、やはりラージだった。
「彼女はフィオナ・グレーデンといって、僕達エクサランス開発チームのメンバーで、テストパイロットを担当してもらっています」
「あぁ、貴女がフィオナさんね。アクセルから話は聞いてるわ」
フィオナへと視線を向けるレモン。何やら挑発的な目でフィオナの事を見ている。
「へぇ。あたしもレモンさんの事は色々と聞いてますよ? そう、色々と、ね?」
挑発には挑発という事か。レモンへと掛けられた言葉は挑発に満ちていた。
何か、妙に雰囲気が重くなっているような気がする。
実際、モニタの向こう側でもラウルとミズホが額に汗を浮かべながら2人の様子を黙って見守っていた。
……もっともラージは何が起こっているのか分からない様子で戸惑っているが。
最初に口火を切ったのはレモンだった。
「アクセルとは士官学校時代から親交があったそうね?」
「ええ、父さんと文通をしていたのがきっかけで。あら? でもそうなるとアクセルさんとの付き合いはあたしの方が長いって事ですよね?」
口元に笑みを浮かべつつ、何故か勝ち誇るフィオナ。
だが、その得意顔もレモンが口を開くまでだった。
「ええ、そうらしいわね。アクセルからは妹みたいな存在だって聞いてるわ。妹さん?」
「そ、それは以前までの印象でしかないです。それにそういう風に言うならあたしだって聞いてますよ? 良き同僚のレモンさん?」
そう言えば、確かにモントーヤ博士の葬式の時にそんな風にレモンを紹介した覚えがあるな。
だが、それを聞いたレモンは何故か俺の方へと視線を向けてきた。
「へぇ、同僚ね
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