第6話
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私は今、ハヤ太くんにアパートのこれから私のお世話になる(今日だけかもしれないけど)
部屋に案内してもらった。
「ここですよ。瀬川さん」
「わぁーありがとう、ハヤ太くん。今日からここがしばらく私の部屋か〜」
私はそう言って部屋のドアを開けるとそこに、
「この子はどうだ?」
「いや、オレっちに聞かれても…」
親父服を着た人とナギちゃんのペットのトラがいた。
あれ? 喋ってる!? あと、神父の方もなんか人魂みたいのが浮いてるような…
「ここで何してるんだ〜!!」
「うわ! ハヤテ!!」
「タマ! お前はこの部屋じゃないだろう!?」
「いや、暇だからこの親父と…」
「いいから出てけーーッ!!」
「わ、わかったよ…」
私が驚いている暇に、トラをハヤ太くんは追い出していた。
「ハ、ハヤ太くん……今、トラが喋ってたよね?」
「いや、その……」
ハヤ太くんは言いにくそうな顔をしてから私に言った。
「あの、タマが喋る事はお嬢様たちには言わないでください……お願いできますか?」
「別にいいけど…なんで?」
ハヤ太くんは理由を話してくれた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「わかったよ。それにしても…すごいね…」
「あはは、そうですね…」
ハヤ太くんの話を聞いて私は返事をしながら『そんな事もあるんだ…』と考えていた。
「そんなことより、これはどういう状況だ?」
「「うわ!!」」
振り返るとそこにはさっきの神父さんがいた。
「あの〜あなたは??」
私はとりあえず聞くと、ハヤ太くんと神父さんが驚いていた。
「瀬川さん、神父さんが見えるんですか!?」
「えっ!? それりゃ〜見えるけど…なんで?」
「それは……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「え〜!? 幽霊!!」
「そうなんですよ…」
私は2度目のハヤ太くんの説明にさっきより驚いた。
ハヤ太くんも不思議そうな顔をして私を見ていた。
「それにしても、なんで瀬川さんは見えるんですかね? 前は見えてなかったのに…」
そこに親父さんが恐ろしいことを言った。
「少し前に、何かにとり憑かれでもしたんじゃないか?」
そこで私とハヤ太くんは顔を合わせて
「そんなことは……」
「ないよ……って!!」
「ああ〜!!」
お互い思い出した。
そうだよ! 私、前に猫に…
「そうでした。ありましたよ」
「うん。あったね…」
「そうだろう」
親父さんが少しドヤ顔をしていた。
「あれ? 瀬川さん猫になったときの事覚えてるんですか?」
「え? …あ! う、うん。ぼんやりと…ね…」
と私は言葉を少し詰まらせてしまった。
にはは、そういえば
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