第十二話:助っ人登場!?意外過ぎる救世主!!
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構え、ナメック星人の両足を綺麗に――切断した。
「ぐあああッ!!!」
切断された両足から、普通の人間が流すような赤ではなく紫の血が大量に吹き出てた。
自身の足を切断されたナメック星人に途轍もない痛みに支配される、がセイラはそんなことは知ったことかばかりに両足だけではなく、痛みに震えるナメック星人の両腕さえも切り落とした。
「これで両手両足とおさらば、いくら生えてきようともその間に自分に討たれるだけ――か?」
「―――!?」
まるでセイラの思考をそのままに出すナメック星人にセイラは後退しようとする。
圧倒的優位に立っていたはずのセイラであったが、痛みで冷静を失うはずのナメック星人はまるで堪えた様子もなく自身の思考を先読みしていたことが、セイラを焦られるには十分な言動だった。
セイラの焦り通り、それは罠であり、ナメック星人の最大突破口だ。
ナメック星人の口から巨大なエネルギー砲が発射され、後退していたセイラを飲み込むほどの巨大さで森を突き進んでいき――ラクサスやネロの魔法と技の威力を超え、森を吹き飛ばすのだった。
★★★★★★★
「ナニモンだ…アイツは…!!」
「…すげえ…」
ネロやラクサスとの戦闘していたセイラとの互角の戦いを見せた謎のナメック星人に、ラクサスが声を震わせていた。
凄まじい戦闘の速さと互いに引き出した一瞬の手数に、少年たちはただ唾を飲み込んで見物するしかない。
もはや勝者が誰なのか決まっているような状態に見えない状況だが、少年たちはふと疑問が浮かんできた。
(あの人、隙出来次第に離脱するとか言ってたけど…これ隙作るつーか…倒してない??)
自身の疑問に葛藤する少年たちの元に、あのナメック星人がやってきた。
セイラに切られていた両手両足に着いた衣服は紫の血が付いていて、そして既になくなっていたはずの手足が既に両方とも再生されていた。
その光景を目の当たりにしたネロは、確信した。
(ナメック星人だ…ガチの…!!)
まるで空想が目の前に登場したかのような興奮にネロは己の中の感動を感じていると横にいたラクサスはナメック星人に駆け寄った。
「あ…アンタ…なんで手足生えてんだ…つーか血が…それもアンタの魔法か…!?」
「また後で詳細に話す」
興奮気味に話しかけるラクサスを抑え、緑の男は少年たちの肩に手を置いて上空に目を向けた。
「今だ!!頼む!!!」
≪竜の扱いが悪い宇宙人だな、そなたは≫
その場にいた三人が出すとは思えないようなソプラノの声を少年たちの耳が拾ったその時、少年たちは目を見開き、そしてその場から――三人の姿が消失した。
荒れた
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