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妖精のサイヤ人
第十二話:助っ人登場!?意外過ぎる救世主!!
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に遭遇することのないと考えていた。
何故なら、自分…いや、サイヤ人たちしか、この世界に居るという情報しかなかったのだから。
何故、サイヤ人しかいないとあきらめていたのか、後になってネロは馬鹿らしくなるもその存在の登場により未来への希望は増したといってもいい。

何故ならば。

「ナメック…星人…!!!」

ありえないと思われたその遭遇に、ネロはこの世界で上位に入る程の驚愕と感動に身体をただ打ち震え、安堵してしまった。
もう力が出せなくとも、目の前で感じ取れる姉とナメック星人の戦闘力に差が感じられなかったからか、それとも――


★★★★★★★


「可能ならおまえたちを逃がしたかったが、あの悪魔がその隙を与えてくれないだろう。 今からあれと戦い、隙出来次第すぐに離脱するぞ」

静かな小声でネロたちに語り掛け、すぐさまセイラに立ち向かっていくナメック星人にラクサスはすぐに外套を掴んだ。

「やめとけ…あの女は途轍もねえ…S級の魔導士ぐれえやべ―女だ…アンタじゃ相手に…!」

自身の全力と、ネロの限界突破のかめはめ波。どちらをぶつけても、あの女は倒せなかった。
一戦だけとはいえ先の結果によってもう勝てるビジョンすら、ラクサスたちに湧かない。
それほど、実力差を感じて、突然現れた外套の存在にラクサスは止めようとした。
そんなラクサスの手を、緑色の手が離し――ふとネロへと視線を向けた。

「…似ているな、アイツに」

「あ、アイツ…?」

「…とにかく、大丈夫だ。アイツが本気になっても、わたしがなんとかしよう」

「お…おい…」

呆然とするネロとラクサスから距離を取り、セイラと向き合う形に立ち止まる。

「…(わたくし)はどうやら、第三者の介入で計画を潰されることが多い運命みたいですね。 まさか、貴方如きに邪魔されるとは」

「いつだって悪事に手を染める者たちの計画など、潰れて倒れるものだ。 特に、きさまのような邪悪な存在はな」

「言ってくれますね。 100年前、(わたくし)に手酷く敗北した者の言葉とはとても考えられませんわ」

「…さて、100年前の焼直しになるか…わたしもただ隠れていたわけではない」

「ふふ…では何変わったか見させていただきましょうか?超サイヤ人にすら届かない弱者のナメック星人の本気を」

挑発と皮肉の言葉のボクシング、されどただ言葉を交わすのではなく両者は己の中の力を上昇続けていた。
互いに本気を解放するその時、外套――いや、ナメック星人の戦士は外套を脱ぎ捨てて、その緑色の肌と額から生えている触手が露わになるのも構わず、彼は笑みを深める。

「ナメック星人を…なめるなよ…ずあっ!!!
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