第六百六十三話 最強のロボットを造るその一
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最強のロボットを造る
博士はコーヒーを口にした野上君に話した。
「コーヒーはよくなかったか」
「あっ、飲みます」
野上君は何でもないと返した。
「そうします」
「よいか」
「僕確かに紅茶とかが好きですが」
それでもというのだ。
「コーヒーもです」
「よいか」
「今は」
「ならよいがな」
「はい、いただきます」
「それではな、それでじゃ」
博士はコーヒーを飲む野上君に話した。
「これからわしは動く」
「ああ、また世を騒がせるんですね」
「左様、マッドサイエンティストとは何か」
博士は確信を以て言葉を返した。
「世を騒がすものじゃ」
「世の役に立つんじゃないですよね」
「騒がすものじゃ」
こう言うのだった。
「だからじゃ」
「今回もそうされるんですね」
「左様、またロボットを造る」
「カイザージョーかエンペライザーの新型ですか」
「いや、また別のものじゃ」
博士はどちらでもないと答えた。
「今回はな」
「じゃあ新型ですか」
「うむ、どちらもバージョンアップを繰り返してな」
「それぞれマークハンドレッド超えてますね」
「マークワンからな」
「そうですよね」
「ここは少し離れてな」
どちらからもというのだ。
「ドラゴン、中国のじゃあ」
「龍ですか」
「あの形を考えておる」
「蛇みたいな外見ですね」
「鹿の角、兎の目、馬の頭、蛤の腹であったのう」
「中国の龍の外見の特徴ですよね」
野上君もこのことは知っていた。
「あと幾つかありますね」
「外見の特徴はな」
「あの龍みたいなの造りたいんですね」
「そう考えておる」
「そうですか」
「これまで色々なロボットを造ってきたがのう」
製造及び開発を行ってきたがというのだ。
「今回はじゃ」
「龍タイプですね」
「そうしたい、それも九頭龍じゃ」
「日本にそんな川ありましたね」
「地球にあった頃な、今も星によってはあるな」
その地名の川がというのだ。
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