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レーヴァティン
第二百五十三話 蝦夷が収まりその十二

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「知識人、官吏達はハングルを使わなかった」
「中国の言葉使ってたわ」
「漢字をな、それでだ」
「消えても不思議やなかったわ」
「日本の統治になり導入されないとな」
 この祭福沢諭吉が漢字を交えたハングル文字の使用方法を思いつきそして編み出した、それを通じての教育が半島の民衆に役立つと考えてのことだ。
「そのままだ」
「消えてたやろな」
「そうなっていた」
「言語は使わんと消えるな」
「文字もな」
「だからだ、残っていてもだ」
 どういった言語かだ。
「使われないとな」
「消えるわ」
「そうなるな」
「そうやねんな」
「言語は残っていてもだ」
「使われんとな」
「消えたことになる」
 そうなるというのだ。
「それは信仰と同じか」
「そうだ、まさにな」 
「それで使われんとやな」
「消えることになる」
「そうなるもんやねんな」
「だからウェールズ語は消えたと言えるしな」
 そしてというのだ。
「ハングルもあのままならだ」
「消えてたな」
「若し日本がハングルを消したいならだ」
 統治時代にそう考えていたならというのだ。
「そのまま日本語を教えればだ」
「よかったな」
「わざわざ学校で教える必要もなかった」
「そやな」
「弾圧なぞせずともだ」
 ハングルを使用禁止としてだ、そうしたことが為されていたと韓国側や日本の左翼勢力は言うがハングルの教科書が実際に残っている。
「最初から日本語を教えればだ」
「よかったな」
「弾圧する手間なぞかけずにな」
「そやな」
「識字率四パーセントの文字なぞだ」
 それこそというのだ。
「弾圧するまでもない」
「消えかけてたしな」
「そのまま日本語を教えればな」
「消えてたな」
「そうなっていた」
「そやな」
「しかしこの世界ではな」  
 英雄はあらためてこの世界のことを話した。
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