第十一章『幻想の日常』
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申し訳ない。
里の建物は江戸時代に立てられた建物に近い。そして里は思いのほか賑わっていた。そんなに古いといったわけではなくだがかなり豪華という訳ではない。例えるなら、大河ドラマで見る町並みの風景で人数がちょっと少ないといった感じ。
里に見とれていたが買い物のことを思い出し、早速買いにいった。里の人達に変な目で見られるかと思ったがそうでもなかった。チラッと輝を見ただけでなんにもなかった。服装が珍しいだけで見ただけなのだろうか。輝にしてみればこういう反応の方がありがたい。肩身の狭い思いをしなくてすむ。
「まずは、食材か」
霊夢に渡された買い物リストを見て食材を売っていそうな店を探す。
里の中心に行くと店が並んでいて目的の食材が直ぐに見つかった。
「いらっしゃい!取れた手の野菜が入ってるよ!!」
イメージ道理といって良いほどに粋の良い八百屋のおっちゃんが働いていた。
「お、兄ちゃん見ない顔だな。どっから来た?」
「へ?」
急に話し掛けられて戸惑う。本当の事を言って信じて貰えるか分からないし、かといってこれと言った嘘は思いつかない。
「えっ・・・・と、外の世界から」
「ほほ〜う。だからみょうちきりんな格好なのかい。ま、これからも宜しくな」
すんなりと受け入れて貰ってしまった。周りにいた人達もおっちゃんのように受け入れてくれた。
こんなにも早く受け入られるとは予想していなかった為こういう時どうすればいいのか対応に困る。とりあえず輝も一通りに挨拶をしてその場をあとにした。
頼まれた買い物も終わり休憩がてら一服して里を眺めていた。
行く先々で里の人達に受け入れて少々いやかなり驚いてしまった。昔の人達はこんなにも心が広いのか、と思ってしまう位とても優しい。
「ふぃい〜〜」
始めてあった人と話したのか思いの他疲れてしまっている。幻想郷に来てから初めて体験することが多いい。この先、とんでもないことが起きそうで不安になる。
「どうしたもんかねぇ」
「ん?」
店のおばちゃんが頬杖を着き溜息を漏らしていた。
気になり席ら立ち上がりおばちゃんに尋ねた。
「どうかしたんですか?」
「それが、鼠に壁をかじられて穴が開いてしまってね。修理を頼みたいけど店が忙しいから中々頼みにいけなくて」
「そうなんですか」
鼠に入られたら食べ物を食われてしまって商売に影響が出でしまうからかなり問題だ。外の世界にいたときはこういう場面に立ち会ったことが無いけが何か手伝えることが無いか模索する。
「あ、自分なら何とかできます」
「え、本当かい?」
「はい。ちょっとだけ下がっててください」
「え、ええ」
大工の屍を探し出し、壁の修理を頼んだ。
「これはまぁ〜」
驚いてほうけているおばちゃん。他のお客と店を通
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