第十一章『幻想の日常』
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たい)』」
発動すると屍人の守りは地面に還り、あらたに出てきたのは四人の忍者。
『へ、変なカッコウした人間をだしたって、ここわくないもんねっ!』
「それはどうかな?散ッ!!」
命令を聞いた忍者たちは一斉に森に消えた。
「忍者ってのは隠れるエキスパート。隠れるのがエキスパートなら見つけるのも必然的に・・・・」
『な、なんだおまえぎゃぁぁあ―――――ッ!!』
「エキスパートになる」
ケリが着いた。道草を食ってしまうと帰りが遅くなってしまう。
「はーなーせー!はーなーせー!」
忍者が攻撃をした犯人捕まえて輝の元に帰還した。
猫のように首根っこを捕まれ、地に着かない足をバタつかせ、腕を振りまして暴れている女の子。服は水色のワンピース、水色の髪に青の大きなリボン、背中には氷のような妖精みたいな羽。
「キミは?」
「フン、よく聞け!最強のアタイは氷の妖精チルノだ!!」
ブラブラと揺れながら腕を組み、偉そうに名乗るチルノ。今偉そうにしても偉く見えないのに、もしかしてバカなのか?
「問題、1+3は?」
「9!」
「答えは4だ」
「し、知ってるし!!間違えて答えただけだもん!あたいってば最強だから」
完璧なるバカだ。
こんなのに絡まれたのかと輝はげんなりした。
どんなにあしらっても絡んで来るに違いない。どうしたものか・・・。
チルノの対処する方法に思考を走らせていたとき、空から何か飛んできた。
「やめてくださ――――――――いッッ!!!」
空から猛スピードで現れた女の子は、チルノと似ている青のワンピース、髪は黄緑色で片方だけ黄色いリボンで結んでいる。羽は妖精みたいな羽ではないが、形は似ている。
「ごめんなさい!!チルノちゃんをいじめないでください!悪気はなかったんだと思います!どうか許してくださいお願いしますッ!!」
輝とチルノの間に入り、物凄い勢いで謝罪をする。
「大ちゃん!なんでここに!?」
どうやらチルノと友達らしい。友達でなければチルノの代わりに謝罪なんてしない。
「とりあえず落ち着いて。俺は君の友達をいじめたりしないから」
「本当ですか!?」
「ああ、本当に」
忍者にチルノを放してもらい、地面へ帰らせた。
「チルノちゃん大丈夫?」
「なんで邪魔なんかしたの!あれぐらいあたい一人で十分だったのに!」
「で、でもチルノちゃんが心配で・・・・」
助けてもらったのにお礼どころか文句を言うとは、見た目通りのお子様だ。周りに叱ってくれる者がいないからなのかもしれない。こういう事をちゃんと教えないと何時までも学習しないだろう。
それを思った輝は、チルノに近づき腰を落として同じ目線で話す。
「チルノだっけ?」
「ん?なに」
チルノの額にデコピンをした。
「イタッ!なに
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