第二十七話 お菓子を食べつつその三
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「注意しないとね」
「悪人って職業に関わらずいるからね」
「善人もね」
「そうだからね」
「というか学校の先生ってね」
留奈はういろうを食べつつ言った、実は彼女の好物の一つで羊羹も好きだがこれがあれば迷わず選ぶのだ。
「公立だと教え方酷い先生いるそうね」
「そうみたいね」
一華も応えた。
「犯罪ばれないとクビにならないから」
「公務員だからね」
「それでね」
「教え方酷くてもね」
「私立の学校とか予備校や塾だとクビになっても」
教え方が下手だとだ。
「公立だとそれではクビにならないから」
「教え方が酷くてもね」
「そのまま居座るのよね」
「定年までね」
「リアル月給泥棒がのさばるのね」
「公立だとね」
「授業わからないとか実家の授業継げとか言われても」
即ち無能だと指摘されてもというのだ。
「あらたまらない」
「そんな能無しが存在出来る世界ってことね」
「その実はね」
「そう思うと先生と言ってもね」
「お話聞いていい人かどうか見極めないとね」
そうしなければ駄目だというのだ。
「やっぱりね」
「さもないとこっちが痛い目見るからね」
「悪人もいるから」
「というか聖職者ってね」
理虹はどら焼きを食べている、ミニのそれである。彼女はあるアニメを観てこのお菓子を食べてそれから好きになったのだ。
「キリスト教だとね、昔の」
「あっ、酷いわよね」
「歴史の授業とかでそうよね」
理虹は今も聞き役そして頷き役の一華に話した。
「もうね」
「悪の限り尽してるわよね」
「凄いわよね」
「暴利貪って異端審問やってね」
「悪の極みで」
理虹はさらに話した。
「さっきお話した信長さん比叡山焼いたわね」
「敵対してね」
「その時比叡山は腐ってるって言ってたけれど」
「比叡山バチカンみたいにしてないわね」
「流石にね」
そこまで腐敗していなかったというのだ、尚実は信長は比叡山を焼いておらず対立の中で寺の一部た焼けただけだという説もある。
「あれはないわ」
「何処が聖職者かってね」
「わからない位よね」
「その比叡山のお坊さんが見て腰抜かすレベルよね」
「あそこまで酷いとね」
「流石にね」
「お坊さんでも悪い人いるのよね」
かな恵はきんつばを一個食べてから一華にもそれをあげて述べた。
「現実として」
「そうよね」
「だからお仕事でね」
「人を判断しないことね」
「その人を見ないとね」
「それで善悪を見極めて」
「悪い人なら」
それならというのだ。
「近寄らない」
「そうしないと駄目ね」
「学校の先生でもお坊さんでも」
「さもないと大変なことになるわね」
一華はかな恵から貰ったきんつばを食べつつ彼女の言葉に頷いた。
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