第二十七話 お菓子を食べつつその一
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第二十七話 お菓子を食べつつ
一華はゼリー、カップのそれとは違いかなり弾力があり砂糖が周りを透明のゼラチンで覆っているそれを食べつつ言った。
「誤解は誤解、創作は創作で」
「それでよね」
富美子が応えた。
「事実とは違うのよね」
「それでその事実を知ることがね」
このことがというのだ。
「大事よね」
「そうよね」
「本当にね」
「私達の近くだってそうよね」
富美子は牛乳餅を食べながら言った。
「誰かを誤解したりされるってね」
「よくないわね」
「誤解されるってね」
このこと自体がというのだ。
「もうね」
「嫌よね」
「誰だってね、してもいないことを言われたりね」
「それで悪い評判が立つってね」
「それって凄く嫌だしね」
「身近でもね」
「誤解されるとね」
そうなると、というのだ。
「もうそれだけでね」
「不幸よね」
理虹も言った。
「もうそれだけで」
「そうね、誤解のされ方にもよるけれど」
一口カステラを食べる理虹に話した。
「それだけでね」
「嫌でね」
「不幸せね」
「そうよね」
「ええ、ちゃんと見てもらって嫌われるならね」
それならとだ、一華は言った。
「まだいいけれど」
「誤解されて嫌われるならね」
「もう最悪よね」
「してないことをしてたとか言われてね」
「そうなるってね」
「もう嫌で嫌で仕方なくて」
それでというのだ。
「最悪よ」
「本当にね」
「そう思うなら」
留奈はチョコレートクッキーを食べながら言った。
「私達も他の人を誤解しないことね」
「人じゃなくてもね」
「ちゃんと見てね」
そうしてというのだ。
「理解することね」
「それが大事よね、皆誤解するけれど」
一華はそれは避けられないと話した。
「それを出来るだけね」
「しない様にしないとね」
「本当にね」
「自分がしたことって返ってくるし」
「いいことも悪いこともね」
「だったら誤解したらね」
そうしたらとだ、留奈は一華に言った。
「その時はね」
「自分も誤解されるわね」
「そうよね」
「本当にね」
そうなるというのだ。
「だからね」
「自分もちゃんと見る」
「相手をね」
「それで見極めないとね」
「そうよね」
「若し悪い人をいい人と誤解してね」
かな恵はワインを飲みつつ言った。
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