東條希が大阪弁な理由
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合わせ場所に着く。が、まだ秀介くんの姿は見えんかった。
珍しいなぁいつもは先にいるのに。
それからかなりの時間が経ち日も暮れてくる。もう今日は来ないのかと帰ろうと思った頃だった。
「ごめん希ちゃん」
「秀介くんどしたん今日とても遅……うわ! 凄い怪我!! 何があったん!?」
そこに来た秀介くんは足を擦り剥き鼻血を垂らしていた。よく見ると顔も腫れているかもしれない。
「いやぁ何でもないんやちょっとミスってなぁははは」
「そんなk」
「それよりごめんな今日は。もう遅うなってもうたしまた明日な」
「ちょ、ちょっと!」
そういうと秀介くんは帰っていった。
いったいどうしたんやろ。心配やん。明日来たらまた聞こう。
……あ! 告白してなかった! まぁ今日は仕方なかったけど。
それも明日しよう。
次の日。今日もまだ秀介くんは来てないみたい。本当にどうしたんやろ。
そう思いながら待つこと数分。そこにきたのは秀介くんじゃなかった。
「お、ほんとにいるーー」
「よ! 希ちゃん……だっけ??」
「結構かわいい」
柄の悪い知らない男子の集団だった。しかもウチのことを知ってる様子や。
「誰ですか? 秀介くんの知り合いですか?」
「あぁ! むしろ友達友達、超仲いいぜ! なぁ!」
「まぁなーー」
「それよりこの子結構胸でかくね?」
「確かに。なぁー触ってみたいなーー」
「!?」
いきなり何を言いだすんこの人たち!? そもそも友達なんて絶対嘘やろそんなの!
少し後ずさる。
「クラスのやつと比べてもトップクラスかもな!」
「同意」
「なぁーちょっとくらいいいだろーー??」
「や、やめて……」
そういうなり男子達はじりじりと迫ってくる。このままだとやばい! そう思って逃げだそうとするも腕を掴まれ阻止される。
「ちょ待てよ!」
「は、はなして!」
「ハーンびびりすぎじゃね?」
「優しく触るからさぁーーなぁ??」
「それは気分」
「確かに」
「だ、誰か……!!」
助けて……秀介くん────────
その時だった。
「待てよ!」
制止の声が飛んできた。
みんなが一斉に振り向く。
そこに現れたのは秀介くんだった。
が。
秀介くんに全然怒ってるような様子はなく。
むしろ仲良さそうに。
「始めるのはワイも来てから言うたやろ〜?」
「ふふっ、ごめ〜ん!」
「秀介……くん……??」
どういうこと……? 知り合いやなんて出まか
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