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矢澤にこ、結婚!!!!!!
矢澤にこが結婚してしまう話
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たらいいんだ?? にこねぇちゃんに結婚止めるように説得するか? ダメだ。この祝いムードの中そんな事したらにこねぇちゃんを悲しませてしまう! 彼氏を嫌いになるように仕組むか……? それもダメだ。にこねぇちゃんが傷つく! じゃあ彼氏を殺すか……? それもにこねぇちゃんが悲しむ!
じゃあどうしたらいいんだ……? にこねぇちゃんが誰かのものにならないかつ悲しまない方法……
 
 
 
 
そうだ。にこねぇちゃんが死ねばいいんだ。
 
 
 
そうすれば誰かのものになる事もない。女優になる事もない。苦しませずに殺してあげることができれば悲しくもならない。僕も後追いで死ねば永遠に僕だけのものになるじゃないか。
よし、そうと分かれば早速準備しよう!
 
 
そうして僕は人を苦しませずに殺す方法を調べた。結果、ヘリウムガスを使用する方法にたどり着いた。頭に袋を被せ中をヘリウムで満たせば酸欠で死ぬらしい。この方法、普通は自殺に使われるらしいけど他殺で良い方法がなかったからこれにすることにした。
 
という事で次の日僕は学校帰りに酸素を含まないヘリウムのボンベと頭に被せる用の袋、密封用のゴム、そして今回の計画は気付かれないように睡眠中に行うため途中で起きないように睡眠薬を買って帰った。
 
その夜睡眠薬をにこねぇちゃんの食事に潜ませ準備完了。みんなが寝てからある程度経つまで待つ。
 
 
深夜1時。外に隠しておいたヘリウムのボンベを取り出しひっそりとにこねぇちゃんの寝る部屋に近づく。廊下を進みゴールまであと少しの時。不意に電気がついた。
 
 
「ふぁぁ〜……あれ? 虎太郎? どしたのこんな夜中に……ってなにそれ? ボンベ?」
 
 
ここあの部屋からここあが出てきた。
まずい。なんてごまかそう。必死に考えるが思いつかない。こんな夜中に真っ暗闇の中ボンベを持ってする事なんてマジで無いだろ。
 
 
「なぁ虎太郎、なにそれ? 虎太郎〜」
「あと、えと、あー」
「うるさいですよ。どうしたんですかこんな夜中に」
 
 
まずいまずいまずい! こころまで出てきた!! こころねぇちゃんは頭良いからバレるかもしれない!! 適当に誤魔化して早くやり過ごそう。
 
 
「な、なんでもないよ! おやすみねぇちゃん!」
 
 
そう言って自分の部屋に立ち去ろうとするが
 
 
「待ちなさい虎太郎! ここあ! 捕らえて!」
「はーい」
「ちょ、やめ、おい!」
 
 
ゴタゴタでポケットに入れていた被せる用の袋とゴムを落とす。
 
 
「……まさかとは思ったけど虎太郎、それ自殺セットでしょう!」
「自殺セット!!??」
「しかも自分の部屋の近くじゃなくてにこお姉さまの部屋の近くにいるってことは
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