第二十九話 飛龍炎誕
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公園にかけられている結界の一部を破壊し禅と対峙する。
なぜ、和樹がこの場にいるのかと言うとそれは・・・・・
四十分前にさかのぼる・・・・・・
学校の午前の授業が終わり昼休みとなりリーラ手製の弁当を食べいつもの面子で談笑し食事を終えてすぐに校内放送の音が響く。
アナウンス「付属三年三組の式森和樹君学長がお呼びです。
すぐに学長室まで来てください」
和樹を呼び出す校内放送が風見学園に響く。
渉「オイオイ和樹お前なんかやらかしたのか!」
杏「和樹もとうとう不良デビューね」
茜「和樹君こわ〜〜〜〜い」
和樹「お前らな(怒)」
冷やかす面々に怒りを覚えるも学園長の呼び出しがあったとなっては無視することもできず、教室を出て学園長室に向かう。
和樹「(さくらさんが俺を呼び出すなんてなんかあったのか?)」
風見学園の学長芳乃さくらは和樹にたまにあることをお願いする時がある。
この初音島はごくまれに特殊な力を持った者が存在する。
それは善悪にかからず持っていてその力を使って悪事を働く者の粛清
さくらは和樹が強い事を知っているので、それを和樹に頼むことがある。
本来はそんな危険な事をさせたくないさくらだが和樹は自分から役目を買って出ている。
昔、さくらに可愛がってもらった恩返しに。
そこまで言われてはと思い渋々和樹に協力してもらっている。
また、この島で馬鹿な事をした奴が出たのかと考えていると学長室に着く。
和樹「学園長・・式森和樹です。失礼します。」
ドアを開け入室する。
窓の方を見ていたさくらは椅子を反転させ和樹の方を見る。
和樹「さくらさん何かあったのですか?」
さくらの不安な顔に和樹はこれは只事ではないと推察する。
さくら「実は僕もよく分らないだけど桜公園で誰かが強力な結界を張ったんだよ。」
和樹「結界ですか・・・・それは危険のモノなんですか?」
さくら「今の所危険はないよ・・ただ・・」
和樹「ただ?」
さくら「何か嫌な予感がして・・・・・」
顔がより一層暗くなる。
和樹「わかりました・・その結界を跡形もなく破壊し、
結界を張った奴もボコボコにしてきますよ・・俺に任せて下さい」
さくら「ごめんね和樹君・・・ごめんね・・・」
泣きそうな顔で和樹を見る。
そんなさくらを見た和樹はさくらに微笑む。
和樹「気にしないでください、好きでやっている事ですから・・それでは行ってきます。」
学長室を出て誰にも見つからないように学校を抜けだし桜公園に向かう。
和樹「こいつが結界か・・・普通の人は気付いて
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