第二十九話 飛龍炎誕
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
う少しまともな技で攻撃したらどうだ。
こんなもんじゃ俺には勝てないぞ」
禅「それはどうかな・・私を甘く見ていると地獄を見るぞ」
突然和樹の左肩が黒い炎に包まれる。
アイリ・いろは「「ご主人様(旦那様)!!!」」
あまりにも突然の出来事に悲痛な悲鳴にも近い声を出す。
和樹「こいつは・・・・」
禅「掛ったなあの黒い炎は少しでも相手の体に付着すると燃え全身にいきわたるのだ!
しかもその炎は相手死ぬまで消して消えることはない!!」
ざまぁみろと言わんばかりの声を出すと和樹の左肩を覆っていた黒い炎が和樹の全身を覆われそうになる、持っている王牙刀で黒い炎を振り払おうとするが全く効果がなく黒い炎が和樹の全身を蝕んでいく、そして、和樹は抵抗をやめ一歩も動かなくなる、黒い炎の中で死んでいるかのように・・・・・・
禅「勝った!私はついに勝ったぞ!!私が本気を出せば貴様如き私の敵ではないのだ!!
はっはははははははははは!!!!!!!!」
禅の勝利の笑い声が結界内に響き渡る
いろは「そんな・・・・旦那様・・・旦那様!!!!!!!!!」
アイリ「許さない・・・あなただけは絶対に!!!!!」
最愛の人を殺され憤怒の顔で敵である禅を見据え武器を構える。
禅「小僧も一人では寂しかろうお前らも小僧の後を追うがよい!」
アイリといろはに攻撃しようとするが・・・・
和樹「この程度の炎で俺が燃やせるか」
燃え盛る黒い炎の中で和樹の声がした。
いろは「だ・・旦那様・・・よかった・・・よかったです・・・・」
アイリ「ご主人様・・・・・ご無事で・・ご無事でなに・・よりです。」
和樹が生きていたことが嬉しく泣きながら安堵する。
禅「なっ!!貴様まだ生きていたのか!!!」
和樹「お前に見せてやるよ・・龍の気高き炎をな!」
右手に持っている王牙刀を消しジンオウガの力が入っている勾玉とは別の勾玉を出した。
その勾玉は真っ赤に燃え茶色の龍の鱗を思わせる材質でできていた。
ジンオウガの鎧を纏う時と同じように握りつぶし破壊する和樹の後ろに龍の化身が現れる。
龍の化身は和樹を覆っている黒炎を龍の息吹でかき消すと炎になり和樹を覆う。
禅はあまりにも予想外の出来事に呆然としていた。
和樹を覆っていた炎が消えそこには、龍の鎧リオレウスの鎧を纏っている和樹がいた
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ