第二十九話 飛龍炎誕
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いないがこいつはおそらく人除けの結界だな」
周りを見渡すと子供達は遊び、主婦たちは子供たちを見守りながら談笑していて結界に全く気付いていない。
和樹「対した結界だが俺の前では無力だな。」
高速の速さで王牙刀を出し結界の一部を高速の太刀筋で切り裂く。
その間わずか一秒。
切裂いたところから結界内に入り破壊した所は自分の力で元通りにする。
関係のない人が傷つかないために・・・・・
結界内を歩いていると火壟魔達に襲われているアイリといろはを見つけ襲い掛かる火壟魔達を高速の太刀筋で粉々に斬り裂いた。
これが、和樹がここまで来た経緯。
そして、時間は戻る。
現在・・・・・・・
禅「ようやく現れたか小僧・・・この日を私は待ち望んでいた・・・・」
恨み事をつぶやくが和樹は禅の言葉を全く聞いておらず前に背中を向けアイリといろはの方を見ていた。
和樹「お前ら大丈夫か?」
アイリ「はい、私達は大丈夫です・・それよりご主人様どうしてここへ?」
和樹「ああそれはな『小僧!!!』ん?」
無視されていることに怒り大声を上げる。
和樹「なんだ、お前は?」
禅「お前私の話を聞いていなかったのか!?」
和樹「ああ」
神経を逆なでする言い方にますます怒り着物の胸元を開き昔和樹に付けられた傷を見せる。
禅「私は五年前貴様に付けられたこの傷の恨みを晴らすために来たのだ!!」
和樹「そんな傷俺つけたか?全然覚えてないわ」
禅「な・・なんだと」
和樹「負かした奴の事なんか覚えてねぇーよ。それに五年前って俺がまだ修行してた頃じゃねぇかあの頃の俺に負けるなんてお前余程弱かったんだな。」
思ったことを言った和樹だが禅は体中を震わせ完全に怒らせている。
禅「貴様!!!」
パチン!!!
親指と中指を合わせて弾き音を鳴らしバラバラになった火壟魔達を復活させようとする
しかし、火壟魔達は無反応で全く復活する気配がない。
禅「なぜだ・・・どうして復活しない!!」
和樹「あいつらはもう使い物にならんぞ」
禅「なんだと・・」
火壟魔達を見て見ると緑色の光に覆われていた。
禅「貴様!私の式神に何をした!!」
和樹「それはすぐに解る」
パチン!!!
今度は和樹が親指と中指を合わせて弾くと火壟魔達を覆っている緑色の光が激しくなりバラバラになっていた火壟魔達が跡形もなく灰になり、火壟魔を召喚した紙札が火壟魔のいた所に残る。
禅「こ・・・これは」
和樹「俺を倒しければそんな物に頼らず自分で戦ったらどうだ」
和樹は火壟魔達を光速の剣で切り裂いた時にジンオウガの雷
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