エピローグ
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「えーーーっっ!! またことりちゃん帰っちゃったの!?」
「もう。最近練習に参加してないけど一体どうするつもりなのかしら」
「でも仕方ないよ。あんな事があったんだから……」
「まぁ……そうだけど……」
放課後、音ノ木坂学院屋上。
ことりが今日も帰った事を伝えると3人は黙りこんでしまいました。毎日こんな感じのやりとりを繰り返してます。
「……大丈夫だよ!! きっとまたそのうち練習に来るようになるよ!!」
穂乃果がみんなを励まします。自分も心配でしょうに。でも、そのおかげで今日もまた練習が始まります。
「ワン、ツー、スリー、フォー、ワン、ツー、スリー、フォー」
それにしてもいつになったら参加するようになるんでしょう。掛け声をかけながら考えます。真姫が言うにはとっくに状態は安定しているそうなので、あとはことり次第ではあるのですが……
────────
あの後。あの薄金髪の男の人は逮捕され、楽人くんは病院に運ばれました。私は警察署で事情聴取を受けました。
そして開放されて建物から出ると、
「ことりちゃぁぁぁぁん!!!」
「ほ、穂乃果ちゃん!?」
いきなり抱きつかれました。
「もう! 心配したんだから!!」
「無事で……良かったです……また離れ離れになるかと……うぅ……」
「み、みんな……」
そこにはμ'sのみんなが待っていました。
「ラブライブ優勝の余韻に浸ってゆっくりしてたらいきなり理事長から連絡があってびっくりしたのよ? 一体何があったの?」
「それは……」
そして何があったのかをみんなにも全て話しました。
「そんな……事が……」
「っていうか楽人くんってあの楽人くん!?」
「昔ことりにとんでもない事をしたあの白瀬さんが助けに……?」
「違うの! あれは私のために……そう。私、助けてもらってばかりで……楽人くん……」
「こら! なんて事いうのよ!! 昔がなんであれ今回命を張ってまでことりを守ってくれたのよ!? もし彼が居なかったら今頃どうなっていたか……」
「すっすみませんことり!!」
「とにかくことりちゃんは家に帰って休んで?」
「そうだよ! 後の事はきっと真姫ちゃんがなんとかしてくれるよ!」
「わ、私は何もできないけど……うちの病院は凄いから。安心して。絶対助けるわ」
「う、うん……みんな、ありがとう……」
そして……
────────
4月、西木野総合病院。
「それでね、今日も穂乃果ちゃんがね……」
カラカラカラ。西日がさす通路、1人の少女が
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