仕事の話、悲劇の始まり
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、ことりちゃん!?」
その場から逃げ出す。周りの視線、3人の心配そうな言葉が突き刺さる。もうだめだ。私、いつの間にか普通の生活もできなくなってしまったみたい。
学校に着く。周りの人たちがこっちを見ている気がする。私の事を話している気がする。やめて。見ないで。
結局その日は早退した。
もう嫌だ。どこに行っても見られている感じがする。噂されている感じがする。震えが止まらない。不安が押し寄せ続ける。どうしよう。
そうだ。
あの注射を打ってもらおう。
あの間は何も考えなくていい。全身に広がるきもちよさに身を任せるだけでいい。不安も何もかも全部アレで吹き飛ばしてもらおう。
今日はまだ約束の時間になってないけど連絡をとる。
『もう我慢できません。早く、早くお願いします。なんでもします』
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