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××のした人生最大の失敗
私のした人生最大の失敗
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ったよ」
 
 
どうやら仕事のメールだったみたい。
 
 
「なんの仕事してるの?」
 
 
楽人くんの家庭環境は複雑らしく今は家に1人で住んでいて、学費も1人で稼いでいると前に話してくれた事がありました。それなのに仕事が久しぶりって一体どんな事をしてるんだろう。
 
 
「ん? 気になる?」
「うん」
「それはね……秘密〜」
「えぇー!」
「それより話の途中だったよね。その後どうなったの?」
「う、うん。えっとね……」
 
 
話を逸らされてしまいました。怪しい……。でもしつこく聞いて面倒と思われたくないから深くは聞かない事にします。危ない仕事じゃないといいけど。
 
 
「それで海未ちゃんがね……」
「おはようございます。ことり、白瀬さん。楽しそうに何の話をしているんですか?」
 
 
気がつくと待ち合わせ場所に着いていました。今日はまだ穂乃果ちゃんは来てないみたい。
 
 
「海未ちゃんおはよ〜。今ね、昨日の昼休憩の話をしてたの」
「アレですか。まったく穂乃果ったら困ったものでしたね。最終的にあt」
「まってまって!まだ途中だから!」
「おっとすみません。過程があっての結末ですもんね」
「うん! それでね……」
「おっはよーー!!みんな聞いて聞いてー!!」
 
 
穂乃果ちゃんが来ました。今日はよく話を遮られるなぁ。ふえぇ。
 
 
「どうしたのですか?」
「あのねあのね! 雪穂から聞いたんだけど、最近よく原宿に凄いカッコいい人が出るんだって!!」
「そうなんですか」
「見にいってみようよ!! 今日!!」
「なんでですか?」
「気になるじゃん!! なんかね、雪穂が言うには誰かを探してるみたいなんだって!!」
「はあ」
「もし本当に困ってるなら助けてあげないと!!」
「おお、優しいね穂乃果ちゃん」
「えへへ」
 
 
珍しく穂乃果ちゃんが凄いやる気を出しています。カッコいい人かぁ、少し気になるなぁ。
 
 
「本当にそれだけですか?」
「え?」
「いつもお気楽でのんびりでだらしがない穂乃果が、『困ってそうな人がいるから』なんて理由だけでわざわざ出かけてみようなんて言うとは思えません! 何か別に理由があるはずです!」
「そうなの?」
「べ、別にそんな事ないよ!! 雪穂に『お姉ちゃんももう高校生なんだから彼氏とか作った方がいいんじゃない? 明日原宿のその人でも見てきなよ。何か考えが変わるかもよ? 行ってきたらイチゴのショートケーキあげるよ。2つ。』って言われてそれに釣られたなんて事絶対に無いよ!!」
「それに釣られたんだね」
「俗物的だね」
 
 
イチゴに簡単に釣られる穂乃果ちゃん、かわいい!
 
 
「…………」
 
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