第二十七話 過去から来た来訪者
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。
いろは「アイリさんどうぞ」
さっき買った飲物を渡す。
アイリ「あ・・・ありがとうございます」
いろはから、飲み物を受け取り蓋を開け飲む。いろはもそれに続いた。
それから、一息つき・・・・
アイリ「いろは、少しお聞きしたことがあるのですけどよろしいでしょうか?」
いろは「?なんですか?」
突然真剣な顔で訊ねられて思わずキョトンとなる。
アイリ「ご主人様にあなたの正体を教えないのですか
そして、あなたは何者ですか」
いろは「!!??な・・なんのことですか・・・」
アイリ「死霊である私が気付いていないとでも思いましたか、
あなたが人じゃない事に」
いろは「!!!!!!!????????????」
自分が隠していることに驚く
誤魔化すのは無意味だと悟り・・・・・
いろは「・・・アイリさん・・・一つお願いがあるのですが・・」
アイリ「なんですか?」
いろは「これから話すことは旦那様には・・・・・」
アイリ「それはあなたの答え次第ですわ。」
これから自分が話すことがもし和樹の害になるのならアイリは私を殺すつもりだ、たとえ和樹に一生嫌われてもといろはは思った、だからこそいろは・・・・
いろは「分りました、アイリさんの問いにお答えます」
アイリの質問に答えようと思った。
いろは「あれは今から五年前のことです・・・」
懐かしい顔で空を見上げ語り出す。
あの日自分の運命に出会った日の事を
(回想中)五年前
初音島から大分離れている
とある雪山の中腹に一匹の美しい鶴が飛んでいた。
だがその鶴は右足を負傷しており、どんどん下降していき地面に落ちる。
それでも怪我をしているにもかかわらず鶴は飛ぼうとするが力が出ない。
必死に羽を広げ力を込め飛ぼうとするその姿は何かに追われているように必死だ。
すると、右手に棒を持った一人の僧のような格好をしており頭に雪除けの江戸笠を深くかぶっていて顔が見えない
???「ようやく追い詰めたぞ悪しき魔の者め・・・滅せよ」
懐に手を入れ悪滅と書かれている札を出し札を鶴に投げつける。
鶴「ッ!!!!!!!!!!!」
札から電流が流れ鶴に襲い掛かる。
電流が止まると鶴が光り出し一人の白い着物を着た少女が現れる。
???「それが、お前の真の姿か!・・・女の姿をしているが所詮は魔の者!
いつか、人に害をもたらす前に俺が始末してくれる。」
持っている棒の先端に刃物が出て槍になる。
少女の足の傷は僧?から逃げた時につけられた。
???「死ね!!」
少女を殺そうとするが・・・
それは届かなかったなぜなら・
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